10月24日 Double the double bass in Japan 2014@Sonorium

Double the double bass in Japan 2014

第13回目

10月24日(金)
永福町ソノリウムホール。
今回の共演者の中で一番新しい知り合い森田志保さんとの会です。今年の1月に初共演をしました。(セルバンテス文化センター)12日の横濱エアジンでの共演者MIZUKIさんと少し似ていてフラメンコダンスでは満足できない自分自身を見つけようとしているダンサーです。志保さんは本格フラメンコでも大きな評価を得て、後進の指導も長年行っています。

外国の文化を自分の仕事とする人は、どうしても、日本人としての自分とその文化との関係は?ということに疑問を感じるものです。志保さんも強くそれを思った1人のようです。フラメンコダンサーとしての評価が高くなればなるほど、その疑問も膨らんでいくのかも知れません。フラメンコの仕事と平行して始めた「ねじ」というシリーズがその実践なのでしょう。

セバスチャンと志保さんは、共通点が有ります。話していて感じます。ユックリ考え、ユックリ話し、嘘の無い、確実な時を重ねているという印象があります。わたしのようにせっかちでは無いのです。

いろいろなジャンルのダンサーの中で、フラメンコダンサーの最大の特徴はリズム感がしっかりしているところです。基本がリズム(コンパス)ですから当然なのでしょう。韓国の伝統リズムといろいろな面で似ています。12拍子が代表的なものであること、前拍が強く、11や12から数えたりすること。身体性がとても強く大事だということ等々。フラメンコがインドからのロマ(ジプシー)の流れの西の果てである(トニー・ガトリフ説)のに対し、韓国が東の果てで同じようなリズムがあるなんて興味深いです。(ロマの流れがあったとは思えませんが・・・)

この何年か、私の近辺にフラメンコ旋風が押し寄せています。なかなか入り込むまでには至っていませんが、地道に受け入れていこうと思っています。高場将美・峰万里恵・俵英三さんとの仕事からガルシア・ロルカの採譜したスペイン民謡は大好きになり、マニュエル・デ・ファリャもフェデリコ・モンポウはもともと大好きです。最近は、ホルジ・サヴァールさんの仕事に興味がでて、フラメンコとバロック音楽の近似にも目覚めています。ラ・フォリアやタランテラは前々から好きでした。アルゼンチンのアリエル・ラミレスのミサ・クリオージャに対応する、南米でのバロック音楽の存在も知りました。興味は尽きません。長生きしなくっちゃ。

「ねじ8」
10月24日(金)19:30 open / 20:00 start
会場:Sonorium hall(http://www.sonorium.jp/
東京都杉並区和泉3-53-16
出演:セバスチャン・グラムス(コントラバス)・齋藤徹(コントラバス)
森田志保(フラメンコ舞踊)
料金:3,500円
予約:neji.tornillo@gmail.com
共催:トルニージョ

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