原爆の地である広島はノン･ジャパニーズにとって特別な地です。必ず、資料館やドームにはお連れすることにしています。広島現代美術館のアバカノビッチの作品にしても、やはり第二次世界大戦の影を強く残しています。黒田さんの親は被爆者です。私のソロCD「invitation」の横長のジャケットは彼女の作品です。女性美術家の使う赤はいつも印象的です。もともと日本のせせこましい感覚に飽き足らない黒田さんは、外国からの音楽家ととても相性が良いように見えます。ミッシェル・ドネダ、バール・フィリップス、ジャン・サスポータスとは長く想い出に残るような会になります。

私は中学後半・高校前半を広島県福山市で暮らしました。広島弁もブチ分かります。瀬戸内海の美しさ（夜光虫など）も知っています。広大附属高校での同窓が溝入敬三さんで、広島校のほとんど同級に吉野弘志さん、細川俊夫さんが居たということです。福山校は、広大の水産学部があり、坂田明さんが在席し、井上敬三さんが教えに来ていたという土地柄。さらに言えば、最近トゥールーズに移住してしまった陶芸家の高橋利通さんも福山の出身。なにかと縁を感じる土地です。

今回もきっとさらなる縁が生まれることでしょう。

10月16日（木）18:00open／18:45start
会場：アステールプラザ（http://www.cf.city.hiroshima.jp/naka-cs/）
広島県広島市中区加古町4-17
出演：セバスチャン・グラムス（コントラバス）・齋藤徹（コントラバス）
料金：大人　前売り：3,000円　当日：3,500円
学生　前売り：1,500円　当日：2,000円
予約：Tel：082-286-7555（黒田）Mail：dfsxk910@ybb.ne.jp