〈明〉到着

明001 盤面 明赤

 

〈明〉出来ました。

 

タイトルは〈明〉ですが、この字ではなく↑の象形文字が正しい。(明さんでも、AKIRAでもありません。由来はライナーに書きました。)

 

Travessiaレーベル(TRV-014)から出ていますが、喜多直毅さんとの完全な共同製作です。即興演奏は、完全折半が似合います。ライナーも直毅さんと私で同じ分量書きました。工場は台湾。ベースを教えていた芦刈純さんが、ベースを担いで世界旅行にでていて、台湾が気に入って長逗留をしています。彼のブログを読んでいて親しみが湧いて発注しました。そんな流れで決まるものです。(早く・安く・丁寧でした。)

 

このCD、まずは美術と録音で評判になりそうです。(もう、なっていますね。)美術はmokera mokeraの板谷諭史(ITAYAN)さん。ヴァイオリンとコントラバスのオブジェ・写真・ジャケットデザイン・盤面デザインすべてやっていただきました。昨今、CDの存在意義が希薄になっているようですが、美術は現物に限ります。これを機会にITAYANの作品にどんどん触れましょう。

 

録音!素晴らしいです。市村隼人さんの天才的仕事です。(当日の仕事ぶりはブログで書きました。)歪んでいない音はどんなに拡声してもうるさくない、ということを思い出させてくれます。また、ふたりともガット弦を使っていることもあるかも知れません。私はA線までプレーンガット(E線が銅巻きガット)。ガット弦に魅せられていろいろな録音を聴き漁りましたが、こんなにそのままのガット弦の録音は極めて稀です。ミンガス、キチョ、チェンバース、ペティフォード、ブラントンなどなどにいくつか良い録音は残っていますが、それほど多くないのが現実です。想像力でカバーしなければなりません。

 

是非是非、大きめの音でお楽しみ下さい。現場にいらっしゃった方はおわかりですが、直毅さんのバイオリンが左右スピーカーの間右より上部に定位しています。

 

私はずいぶんCDを出しましたが、これでちょっと安心?

13日のLIVEが初荷。

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