うたからの返礼あるいはご褒美

omote1203

 

 

現在、岡山の宿舎にいます。順調に旅は進み、こんなことになりました。明日のプログラムから抜粋です。

 

 

 

うたはだれのものでもありません。千恵さんの今回の物語の筋とおりにうたそのものが私たちを救ってくれたのだと思います。喜多さん、ジャンさん、オリヴィエさんも自分の「表現」など二の次にして舞台の実現にすべてを捧げてくれています。

 

そして、「いずるば」・トリフォニー小ホール(東京)、大江能楽堂(京都)、アートビレッジ(神戸)と「うた」に奉仕をするように全員一丸となって旅を続けてきました。場所と人のパワーで毎回素晴らしい瞬間が何度となく訪れています。それだけでも奇跡的な幸せだと思って来ました。

 

そして、その行いが「うた」に認められたのでしょうか、13日朝、さとうじゅんこさんの声帯結節が完全に消えたという情報が入りました。すなわち、岡山・広島・岩国の3公演で松本泰子・さとうじゅんこさんの2ヴォーカルという思ってもみなかった舞台が実現するのです。お二人の共演も初めてです。

 

キャンセルの危機から、公演実施の歓びを経て、2ヴォーカルという至福の舞台が実現することになったのです。

 

私はじゅんこさんを菩薩、泰子さんを守護女神と呼んできました。ここで菩薩・女神のデュエットが実現します。うたからの返礼は後光となって輝くことでしょう。みなさまと共にこの機会を共有できて本当に幸せです。

 

 

 

   齋藤徹

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です