好きな音楽と自分が演奏する音楽は違うだろう、と思ってきたし、今もそう思います。子供の頃から音楽家に成るべく育てられたわけでは無く、「自分の生き方」として音楽を選んでしまったため、ちょっとややっこしいのです。やってしまえばいいでしょう、とも思いますが、演奏するには自分を納得してからでないとできないところがあります。あーめんどくさ。
30年以上溺愛してきたブラジル音楽もおっかなびっくりに今まで2回手を出してまた引っ込めました。好きすぎて出来ない、歌詞がないと成り立たない、聴いている方が良い、理由はいくらでも付けられます。
そして3回目のチャレンジをコソッと年末やります。共演してくれるのはオオタマルこと太田直孝さんです。彼はそれこそ好きすぎてブラジルにまで行ってしまった人です。が、日本人がブラジル音楽をやるってどーいうこと?という問いをいつも持ち続けてしまった人なのです。ユーラシアンエコーズを二回とも手伝ってくれたという唯一無二の人でもあり、韓国語を勉強したりしています。当たり前のことを当たり前に感じて行動するので、電車に乗っていて乱暴な人に絡まれ、愛用のギターを壊された話も聞きました。当たり前のことが通じないニッポンです。彼も生きにくいでしょうね。
ブラジル音楽に関する多くの知識に加え、言葉ができるので私にとっては先生です。リハーサルでもすぐ「これってどういう意味?」と聞いてしまいます。
今回は歌に対する劣等感はぬぐい去れず、器楽で成り立つ曲を主に選曲しました。ピシンギーニャやナザレーのショーロが中心ですが、私のアイドル、シコ・ブアルキやトム・ジョビンもコソッと差し込みました。
三弦までプレーンガットにして演奏します。ボソボソして良い感じです。アルコよりピッチカート中心になりそうです。もともとコントラバスは弓で弾くべく作られ成長してきたので、アルコよりピッチカートの方がムズカシイのです。三弦までのプレーンガットにして正面からピッチカートに挑戦する気になりました。アルコによる様々な技法をずっと工夫してきましたが、ここに至ってピッチカートです。
どこでやろうか?と言う話になったとき、私と同じくらいブラジル音楽を愛している島田正明さん(アケタの店勤務)には是非聴いてもらおうとアケタにしました。ハイ。
ご来場ご検討ください。
12月17日
20:00ぐらいから
チャージ¥2500 1ドリンク付き
「アケタの店」03-3395-9507
〒167-0042 東京都杉並区西荻北 3-21-13
吉野ビルB101

