耳と耳の間にすわって・・・

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耳と耳の間にすわっていると・・・

 

いろいろなことが起こる中、コンサート準備を進めています。

昨日もまた1件、応援メッセージ届きました。懐かしい写真もついていました。ありがとうございます!

http://travessiart.com/blog/5891/

 

「愛と憎しみの新宿」平井玄 (ちくま新書)を読んでいたら40年前の新宿の匂いを思い出しました。私は彼のいた新宿高校とほど近い戸山高校でした。3年後輩になりますね。ちょうど新宿経済新聞からユーラシアンエコーズ第2章の取材があったところです。(8月1日掲載予定)。40年前の新宿というとジャズ喫茶を思い出します。最近著作権切れなのかCD4枚組でLPが6~8枚収録されたシリーズが1000円前後で手に入ります。当時、買えなかったものを大人買いして、当時のジャズ青年時代を思い出しています。

 

昔の雰囲気と言えば、羽仁進企画の「日本文化の源流」という岩波映画シリーズ10巻DVDも興味深いです。「昭和・高度成長直前の日本で」昭和30年代、高度成長直前の生活と、文化が甦る映像集。暮らしに「うるおい」、仕事に「誇り」が満ちている。という副題から察するとおり。良い顔をした日本人がたくさん出てきて、私でも微かに覚えている香りが満ちています。ものは無かったけれど、「豊か」でした。思えば遠くへ来ちまった。その昭和30年にできた自民党がまた復権、私も30年生まれです。

 

また季節柄?ブラジル音楽も聴き続けています。聴き込んで30年にもなると、シコ、ミルトン、カエターノ、ジル、ジョビン、ジョアン、ヴィニシウス、エドゥなどのビッグネーム以外のものにもやっと手が回るようになります。(それだけ、彼らがずっと良い作品を作り続けていました。)

 

ギンガやネイ・マトグロッソは彼の地では大スターであることが分かりました。ネイさんとほとんど同じ声域の女性シダ・モレイラ、クオリティが高く知的なゼー・ミゲル・ウィスニック、カルロス・カレカ、ギターのアルトゥーロ・ネストロフスキーあたりはしびれますぜ。イタリア現代音楽からアプローチもあってビックリも。

 

もちろんベースも聴いています。公園通りクラシックで拝聴した喜多直毅カルテットは素晴らしかったです。このまま行けば凄いところまで行けるでしょう。楽にやって下さい。大丈夫です。もちろんベースは弦311の田辺和弘。イカすぜナオキ、カズヒロ、サトシ、シンタロー!

 

バールや私がソロを勤めたセバスチャン・グラムのベースオーケストラCDも届きました。

早速こんな評もでています。

http://doublebassphotography.com/bass_albums_files/7f4086f82cc2d285eb2da9b7e63db2b0-23.html

 

亡くなってからますますその重要性が認識されてきたステファノ・スコダニビオさん2枚の新譜。1枚はECMから「Reinventions」弦楽カルテットによる彼の作品集。バッハとメキシコ系のポピュラー曲を彼なりのアレンジで収録。なるほど、彼の耳にはこう聞こえていたのだろうな、と妙に納得します。メキシコが好きで亡くなる直前も行っていたということです。アーヴィン・アルディッティさんの解説に興味深いことがたくさん。メキシコと言えば、同じ病(ALS)だったチャールズ・ミンガスも名作「ティファナ・ムード」をだしていますし、また、死の直前にも訪れたことがスー・ミンガスによって語られています。(ALSを治したシャーマンがメキシコにいるというジェリー・マリガンの情報で急行したとのこと。)

もう1枚はマルクス・シュトックハウゼンらとのインプロ(WERGO盤)

 

ジャワ舞踊佐草夏美さんのご主人さそうあきらさんの漫画もいくつか読みました。「富士山」「俺たちに明日はないッス」など一気に読みました。面白かった!音楽ものも多く「神童」も楽しかった。最後に主人公「うた」ちゃんが聴覚を失って聾のダンサーと一緒に演奏するなんて、我が身を振り返り、ちょっとビックリでした。漫画は読み出すと終わりませんね。

 

暑い中、耳と耳の間にすわって(アイヌ神謡集 知里幸恵 から)いるといろいろなものが見え・聞こえてきます。

 

写真はトゥールーズでのソロ、書は乾千恵

2 Comments

  1. 先日は有難うございました!

    徹さん、応援を感謝いたします!
    来年はレコーディングかな〜。

    40年前の新宿、東京、日本。
    僕はまだ生まれていないor赤ん坊でした。
    当時の空気を体験していない僕が、1960年代〜1970年代に憧れどころかある種の『郷愁』をさえ抱くのが何とも不思議。
    前世の記憶?

    でもあの時代に青春時代を過ごしてみたかった。
    いえ、今の時代にだって出来る事はあるはず。
    ハートを鳴らそう、Oh, Yeah!

  2. 「あの頃」は、なにか「豊か」でした。新宿駅西口地下交番前がフォークソングを歌う若者で満杯になり、身動きが出来ない状態もありました。新宿騒乱罪でデモがガンガンやられていました。アベベが裸足でマラソンし、円谷選手が後を追ったり、吉田首相の葬儀が代々幡であったり、永山則夫が私の小学校の前の警察署に捕まりました。トルコの軍楽隊が行進したのも覚えています。三丁目の夕日みたいです。

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