ジャン・ローレン・サスポータス Jean Laurent Sasportes (ダンス)
1952年 カサブランカ生まれ。マルセイユで数学・物理・哲学を学ぶ。75年パリでモダンダンスを始め、79年ピナ・バウシュ舞踊団のソロ・ダンサーとなる。世界中の劇場で踊り続け、ピナの代表作「カフェ・ミュラー」は以来30年間300回を超える。ペドロ・アルモドバル監督「Talk to Her」(アカデミー脚本賞、ゴールデン・グローブ外国語映画賞)の冒頭でカフェ・ミュラーが使われ、「世界で一番哀しい顔の男」と評される。96年独立。その後はピナの主要レパートリーでのゲストとして出演は続けている。
現在は、自らのダンスグループ「カフェ・アダダンスシアター」を結成、俳優、オペラ演出、振付家、ワークショップなどで活躍しているタンゴは元々大好きで、本格的なタンゴダンスも踊るが、新しいタンゴソロダンスも創り、踊る。地元ブッパタールで彼が作ったカフェ・アダでは、毎週タンゴ・サロンが催され、老若男女がタンゴに興じている。
合気道から派生した「気の道」をマスター。日本文化全般に造詣が深い。
2006年・2007年の齋藤徹とのデュオツアーは多くの出会いをもたらし、日本全国で大きな評判となった。2009年齋藤徹、オリヴィエ・マヌーリとのトリオでのピアソラツアー、齋藤徹とは韓国・コロンビア・フランス・ドイツ・ベルギーでも共演を重ねている。今年3月、デュッセルドルフでワーグナーのオペラ「タンホイザー」を演出した。 http://www.jsasportes.com/main/index.php