千恵の輪ふたたび

千恵の輪とは、乾千恵さんの回りに起こる人と人、場所と場所、時と時をつなぐ輪のことで、何のムリも無く自然に拡がっていくものです。前回の千恵の輪の時は、ジャン・サスポータス、オリヴィエ・マヌーリと私で千恵の輪トリオをつくり、千恵さんの「七つのピアソラ」(岩波書店)の出版お祝いツアーをしました。ここでも多くの輪が曼荼羅のように拡がり自然増殖を進めていました。

 

昨今、再び千恵の輪が音を立てて繋がり始めています。

 

小林裕児さんの東海市ギャラリートータクでの個展では、バール・フィリップスと私で裕児さんのライブペインティングの会がありました。ツアー中最もリズムが表に出た楽しい演奏でした。その画廊をたまたまある映画監督が訪れ、会場で流れていた私のCDを気に入ってご購入いただいたとのこと。

 

私が韓国へ行く前日、風の器のポレポレ用リハーサルがひとみ座でありました。その時に、その近藤正典監督がカメラスタッフを連れてリハーサルを撮影しに来ていたのです。リハーサルだけでなく、本番2回ともシューティング。彼がプロデュースをした映画をポレポレ坐で上映したこともあったそうです。「もうすぐこういう映画を上映します。」と言ってチラシを見せてくれたのが現在、東京都写真美術館で上演中の「父をめぐる旅 異彩の日本画家・中村正義の生涯」。中村正義さんは豊橋出身なので、なにかと豊橋に行くことが多く、東海市のギャラリーもそのついでに訪れたとのことです。

 

以前、千恵さんからの郵便物の中に、中村正義美術館のパンフレットがあり、「長年の知り合いです。徹さんもご縁があれば・・」と書き添えてあったのを思い出しました。昨夜、観に行きました。エンドロールの協力者にしっかり乾千恵さんの名前がありました。

 

いろいろな輪が波紋を拡げながら繋がっていきます。さてさて、如月のジャンツアー、最終日28日が千恵さんの脚本・オペリータ「うたをさがして」の序章になります。来年の上演に向けて千恵の輪の力を借りて進めたいと思います。千恵さん想定出演者は:ジャン、オリヴィエ、さとうじゅんこ、喜多直毅そして私です。

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