前半終了、後半に乞うご期待!

Barre Phillips Traces in Japan 2012 前半終了

 

皆様のおかげをもちましてツアー前半大盛況の中、終了しました。

昨日のナルシスソロはギチギチの満員の中、いつもと違うバールのソロを聴くことができました。

同志社女子大学での質疑の時に「即興の中で出てくる技術はかつて練習したものなのですか?それとも即興的にあみ出されたものですか?」との問いに「技術的に言ったら、もう何回もやってきたものかも知れませんが、その時々にまったくあたらしいものなのです」と答えてました。

その応答を思い出す演奏でした。何も新しい技術は無いですが、常に新鮮であり得ます。特に前半はとつとつとしたピッチカートによって深く深く潜行していくバールに聴衆がぞろぞろとついていく地下水道のようでした。歌舞伎町ど真ん中にあり一歩出るとエロと歓楽のまっただ中の店なのに、なんというコントラスト!!

 

60~70年代にフリージャズに衝撃を受けたのであろう世代のオヤヂ達が何人もいらっしゃって、フリージャズからは遠いインプロですけれど、「バールと言う現象」を通して共感・共有している現場でもありました。かつて詩人が多く集まっていたナルシスなので、その関係かも知れません。また、まったく予備知識の無い若者たちも混じり、「新宿」の数少ないメリットを感じました。私は50年以上知っている新宿です。小学校の時はフォークゲリラを遠目で見、騒乱罪を見、トルコ軍楽隊を見、ジャズ喫茶や名曲喫茶で時間を過ごし、タバコや酒をこの街で覚えました。最近は乗り換えでさえ避けるようになっていましたが、都会の良いところもまだまだ健在していることを再認識できました。

 

 

36枚のスナップをFacebookに載せました。いや~良い表情満載ですね。人生の達人。

Barre Phillips Traces in Japan 2012

齋藤 徹さんの投稿 2012年10月21日

 

さて明日から後半です。この笑顔に会いに来てくださいませ。詳しくはツアーページ http://travessiart.com/barre-phillips-traces-in-japan-2012/4865/をご覧ください。

 

23日稲毛キャンディ

1年前に引っ越した千葉で定期的に是非ともやりたいと思って、キャンディの御世話になっています。昨年のミッシェル・ニン・徹に高岡大祐ゲスト、今年はジャン・サスポータスのlive&talk、徹と聴く徹を聴くシリーズ、うたをさがしてトリオなどやってきています。

今回はlive&talkシリーズ第2回です。前回ジャンの時は質問をあらかじめ集めて答えるというカタチにしました。今回はまた違ったスタイルを考えています。最新DVDでも、今回ツアー中もやっていたベースの弾き語り(歌いませんけど・・)なども候補です。live&talkシリーズはいくつかまとめて出版などのカタチで発表も考えています。

 

また、バールはCD「うたをさがして」を絶賛してくれています。そのヴァイオリン奏者喜多直毅さんが静養中ですが、ヨーロッパから帰り、盛岡に帰るまでちょうど東京に居るということなので、飛び入りしてもらおうと思っています。たとえ10分でも15分でも彼にとって永遠のような時間になるかもしれません。

 

 

24日沼部「いずるば」

「低音記念日・低音は世界を救う」です。

今年の夏に初演した「TRIO GAMUT」とのセッションです。バールも我々も大変楽しみにしています。

 

この数年東京と大阪のシーンを孤軍奮闘してひっかき混ぜつづけた高岡大祐さん(アルチュール・ランボー)の努力がこのごろすこしずつ芽を出してきています。本当にご苦労様でしたね。その一つがこのトリオです。是非ともバールと共演したかったものです。天田透さん(スナフキン)は20年以上住んだドイツから帰国したばかり。今後の日本での活動から目が離せません。

 

チューバとコントラバスフルート・バスフルート・アルトフルート、そしてコントラバス2本。これら金管楽器・木管楽器・弦楽器の王様が揃い踏みです。これを逃す手はありゃしません。

 

25日明大前キッドアイラックアートホール

堀川久子さんとバールのデュオです。バールが昨年スカンジナビアの同じフェスで堀川さんのダンスを観て心動かされ、今回の来日に当たって共演を望んできました。堀川さんは田中泯さんとの共同作業を経て新潟に移り、地元と海外で大活躍していらっしゃいます。

東京でのダンスは久しぶりとのこと。これも見逃せませんね。また、バールの音がこの最高の音響空間でどう響くかは、いまからドキドキしている方が多いのではと思います。ともかくベースが良く響く空間です。

 

26日~28日深谷Space Who バールフェスティバル

来日最後の三日間、大変大変大変興味深いものになりそうです。

高橋悠治さんが2日間、小杉武久さん、沢井一恵さんが1日ずつという日本の伝説のような三人との二つのトリオ。これは歴史的でしょう。ご本人達は「そんなこと知ったこっちゃないよ」と思っていらっしゃることは確実でしょう。たんたんと演奏してスゴイという境地なのでしょう。あるいはそこに居るだけでいいのかもしれません。一恵さんと私は1995年にバールに呼ばれてフランス・スイスツアーをしました。(5th Season バール・徹・一恵・ミッシェルドネダ・アランジュール)。また来月11月の平河町ミュージックは沢井一恵の会で、悠治さんの新作、私とデュオで西村朗作曲「かむなぎ」があります。

 

中間の27日はバールと私の誕生日です。(大野一雄さんも同じでした。)誕生日はベースでお祝いしようとベースアンサンブル弦311とのセッションです。1年半活動を続けているベースアンサンブル弦311は、普段は私の楽曲を演奏しますが、今回バールとのセッションに合わせ即興バージョンで臨みます。ベースアンサンブル5人の年齢を合わせても前後のトリオ3人の合計の方が多いということも発覚。Kadima社からのDVD+CD+Bookシリーズでは、私たちアンサンブル「strings and the moon」の次作がバールの「Traces」でした。ちょっと嬉しいです。なおTracesは二日間で売り切れてしまいました~。

 

先月バールと一緒にケルンでのベース55台アンサンブルを経験しました。今回数は少ない?けれど5人+バールで、凄いことになりそうです。名前・実績から言ったら前後トリオにまったく及びません。しかし、今・ここ・私でしかあり得ない演奏をしっかりやるつもりです。これも是非!!

 

私がバールからトラベシア(橋渡し)してもらったものを若い世代にトラベシアするわけです。

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