無事に東京に戻っています。
さてさて最後の一週間になりました。まだ一週間しか経っていないとは驚きです。
二度と無いかも知れないチャンス、みなさまの御来場を切にお待ちしております。(21日ナルシスは満員です。あしからず。)
神戸では阪神淡路大震災からのつながりのアクトコウベのメンバーがバールを心待ちにしていました。
バールやスイスのハンス・バーグナーがヨーロッパで募金をして、その受け入れ先として沢井一恵さんらと相談してジーベックホールを紹介、その後、下田さんを中心にバールと神戸アーティストの交流が始まり、大きな運動になりました。そして今夜、ひとまず役割を終えたアクトコウベのメンバーが再び集まってバールを迎えるのですから盛り上がらないはずはありません。
千恵さんご一家、椎名教授、寛さん、domonさん、岩下徹さん、松原さん達もいらっしゃいました。
一般の開場前に、本格インドカレーを食べながら、フランスのアクトコウベ関係者からのメッセージを外壁に映写して、バールが説明をしました。暖かな声が自然にあふれてきます。
バール→徹→稲田→久田舜一郎→森本アリという順に加わっての第1部、紙芝居からアクトコウベのメンバーが入れ替わり入って、私たちも混じりという第2部、最後はバールが詩の朗読をして終了。
向かいの瀬戸内海、夜空の月に見守られ、旧グッゲンハイム邸の庭はさまざま人の出会い・再会の場所になっていました。
翌朝、馴染みになった喫茶店「あい」でモーニングをいただき、西明石へ移動、新幹線で一路名古屋。
駅レンタカーと京都~西明石間の移動、名古屋で途中下車という複雑な切符でなんと三人で15枚!の切符でした。
ギャラリートータクの車で東海市へ。昨日佐渡島へ行っていた小林さんと再会。みんな忙しい中、無事にここで会えたことを歓びました。満員の美術ファンが小林さんのドローイング付のチケットを購入。入場時に番号をくじのように引いて、その番号のドローイングを帰りに持って帰るという趣向。彦根の西覚寺の高原さんご夫妻、昨年西尾でミッシェル・ニン・徹・舜一郎のコンサートを主催してくださった石川さんの顔も見えます。
ライブペインティングは2枚。もう十年以上ご一緒させていただいていますが、黒だけ、題材がメデューサというのは初めてでした。いつも驚かされます。小林さんの左右にバールと私、とても楽しいです。2部は大きな象が空を飛び、女性の上に降りようとするのを男性が助けに行くというような感じに仕上がりました。
最初の一筆から完成へ至る道筋はいつも不思議です。最後にはあるべきところにすべてが収まっています。そして作品は出来上がっています。
ヨーロッパやアメリカでのライブペインティングでの経験では、即興性が最重視されていて、終わった後はグレーになって、作家はそれを捨てていきます。その瞬間だけが大事ということ。それに比べて、小林さんは、最後に作品が残っています。あくまでもミュージシャンと画家は独立していて、しかも、ライブの良さも重視しているというスタンスです。
大府近くで打ち上げ、秋の和食と酒を堪能して、お腹いっぱいで東京に戻りました。皆様ご苦労様でした。ありがとうございました。