ソウユウヒトニ

若い頃はいろいろなことにこだわります。個人の若さも、時代の若さも同じかもしれません。これこそジャズだ、これはジャズではない、これは即興だ、いや違う、これは古い、いや新しい、多くは、これは正しい、これは間違い、の二分化に基づいているようです。

いろいろな経験を経てくると、「私は正しい」と思った瞬間から硬直化が始まり、耳や目は閉じ頭の回転は止まってしまうということを感じます。

即興とは、正にそういう状態とは、反対のこと。そうならないようにするための道具でしょう。即興の反意語は、自分自身なのです。

バールといると演奏時だけでなく、日常生活からもそういうメッセージを受け取ります。そして、自然に、つまらない人に会わないようになり、会うべき人にちゃんと会えるようになり、情報はなるべく少なくし、嫉妬せず、甘えず、多くを望まず、一瞬一瞬を大事に、、、、そんな人にワタシハナリタイ。

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