バール・フィリップスさんが住んでいるところは、プジョー・ビルという小さな街の1000年まえのサン・フィロメン教会です。ニース、マルセイユ、トゥーロンらの都市から山の方へ向かったところ。このあたりはマリア信仰も盛んなところ。この教会はイエスではなく、サン・フィロメンを祀った教会です。朽ちていた教会をバールが見つけ修復しました。絵はがきやバッジもあり、週末には観光客も来ます。この写真は絵はがきのもの。右側が住居部です。その功績もあり、フランス政府からはフランス国籍を取らないか、と言われているそうですが、今もずっとアメリカ国籍のまま。
初めて訪れたのは、アヴィニオンでのコントラバスフェスの帰りでした。そのフェスの議長だったバールさんは大活躍でした。その前年にフランス・ベルギー・スイスツアーを一緒にしました。(5th シーズン:バール・徹・一恵・ミッシェルドネダ・アランジュールがメンバー、スイス版ではハンス・バーグナー、マルティンシュルツが加わりました。)当時はEメールが普及する前だったので、行く先々のホテルで厚いFAXがバールを待ち受けていましたね。
日本からは吉澤元治さん、溝入敬三さん、と私。ドイツから河原泰則さんが参加。吉澤さんは亡くなってしまったし、溝入さんは今、福山市民会館館長らしいし、時代ですね。フェスティバルが終わると、みんなでサン・フィロメンへ来ないか?と誘われ、吉澤さん・めぐらさん、溝入夫妻・徹・玲子・真妃がおじゃましました。その他、バートラム・トゥレッキー夫妻も同行、その時に溝入さんはバートの元(UCSD)へ留学するはなしをつけていましたね。ヒマワリがこれでもかとつづく南仏の道を隊列組んで行ったのは昨日のようです。娘が10歳の誕生日だったので、18年前と言うことになりますか・・・楽しい夏休みという印象が残っています。