今回の渡欧は、行く事が決まったのが遅かったために情報がハッキリしてないことが多いです。すべて信頼している人の計らいですので、任せちゃっています。ありがとう。
まずアヴィニオンでダンスパフォーマンスに参加します。
3月1日 アヴィニオンのThéâtre Girasole 演目は「Pas de Quatre」。昔のバレーの演目ですね。もともとをたどると、一昨年、南貞鎬さんと私がシアターχで幕間にやった10分くらいのパフォーマンスを客席で観ていたアヴィニオンフェスのディレクターが気に入ってくれ、昨年,ソウルで規模を大きくしてやりました。その時はジャン・サスポータスと元一(韓国の伝統音楽家)との四人。またしても客席にいたディレクターが気に入って、今回になりました。その四人が再会します。即興です。近くで仕事のあるバール・フィリップスさん夫妻が観に来てくれるとのことです。
3月2日 トゥールーズのthe Ringでジャンと私のデュオがあります。これは、地元のミッシェル・ドネダが作ってくれました。the Ringは IREAという組織(http://irea.free.fr/ のスペースです。Improvisation Recherche Echanges Artistiqueというのですから、即興の本拠地です。リーダー格のミッシェル・マチューさんの劇団は長年続く即興劇団です。私は2001年にロデスで行われた彼らの野外劇に参加しました。(CD Spring Roadに記録が残っています)アントナン・アルトーを特集した詩のフェスティバルでした。アルトーの収監されていた精神病院跡から劇は始まり、街中をまわり、小さな島で終わりました。
影の時(ミッシェル・ニン・沢井一恵・今井和雄・徹)でも演奏したことがありますし、ミッシェルとアラン・ジュールとトリオをやっていたときにもマチューさんとはセッションしたことがあります。もう20年近く前の話です。みんな長続きしていますね。
3月11日 ブッパタールのCafe Adaで「賢治を探して」の再演です。昨年東工大でロジャー・パルバースさんのプロデュースで初演しました。初演メンバーの喜多直毅さんも参加!http://www.cafeada.de/main/willkommen.php
Cafe Adaはジャンさんがトルコ人の友人メメットさんと一緒に立ち上げたカフェ。2階がフリースペースで、タンゴサロンになったり、ダンスパフォーマンスになったり、インプロセッションになったり(最近ではブロッツマンの70歳記念ライブがシリーズであったようです。)ダンスにChrystel Guillebeaud, Chun Hsien Wu, Antonio Stella, Chikako Kaidoさんが参加とのことです。タンゴの日(オランダあたりからも、ただただ踊りたくて普段着の老若男女があつまり夜通しタンゴを踊るのです!)に、サプライズで直毅さんとデュオをやるという策略があるようです。
その後、ベルギーに数日行きます。ベースのペーター・ジャックミンさんの計らいです。その1つが http://www.impactsessions.be/programma1112/です。レ・クアン・ニンの名前もありますからもしかしたら会えるかもしれません。ブリュッセルに長い高岡大祐さんも馴染みの場所だそうです。
その後、4月1日~5日連日ジョン・ブッチャーさんとのデュオツアーが決まりました。
ORTのプロデュースのようです。
– 1st: Münster (Black Box in cuba),
– 2nd: Essen (Goethebunker),
– 3rd: Köln (Atelier Dürrenfeld Geitel,
– 4th: Wuppertal (Ort)
– 5th: Hagen (Theater an der Volme)
7日にピナの舞台を観てから帰国です。
空いている日にはきっとORTや教会、ADAでいろいろなセッションがあることでしょう。フライヤの写真はエアジンですね。荒谷良一さんの撮影。ミッシェルが選びました。