「うたをさがして ライブ@ポレポレ坐」CD到着
予定より早く到着しました。ふーっ。
アンゲロプロス事故死のニュースを聞いたばかりで、彼の映画の台詞(トニーノ・グエッラ脚本)を使った曲が8曲。もちろん追悼を目的としたものではありませんが、追悼になってしまいました。なんてこった。
数多くの録音をしてきましたが、自作の歌を中心にした初めての試みです。
南相馬から「自主」避難してきた妊婦さん・新生児のいる数家族の前で演奏した時、「大変だったでしょう」とか「がんばってください」などと言う言葉は空虚をとおりこし、相手に対し、自分に対し、断絶を深めるだけであることを痛切に感じました。その時、歌の可能性を強く思ったことがこの企画を推進する力になりました。
収録:2011年11月30日東中野ポレポレ坐
徹の部屋vol.17 ライブ
メンバー:さとうじゅんこ(歌・シュルティボックス)喜多直毅(ヴァイオリン・朗読)齋藤徹(コントラバス・チン・作曲)
収録曲:
映画”エレニの旅”から「河の始まり」「看守さん」映画”永遠と1日”から「クセニティス」「今日は私の日」「コルフーラ(私の花)」「ああセリム」「目を閉じて」映画”霧の中の風景”から「霧の中の風景」五島列島・生月島の隠れキリシタンの歌オラショと原曲、賢治から「風がおもてで呼んでいる」~パラム、乾千恵との共作の新作「ひかり しづけき」
アンゲロプロスのみの選曲、その他のみの選曲などをしたほうがスッキリとして1枚のCDとしてより良いでしょう。わかっていましたが、あの日、あの場所、あの時の私たちと聴衆・スタッフというドキュメントとしてこういうかたちになりました。その場のドキュメントを録る信条の小川さんの録音はまさにピッタリでした。総武線の音、キッチンの音、咳き込む人の音、すべてが必要です。演奏者全員いくつものミスがありますが、それもそれ。
録音:小川洋(スタジオプーラン*プーラン)
グラフィックデザイン:大橋祐介
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