DVD＋CD＋ArtBook「The strings & the moon」のお知らせ

コントラバス専門レーベルKadima collectiv (http://www.kadimacollective.com/)の一押し企画がTriptychというシリーズです。

CDとDVDと本をひとまとめにしたもので、第一作がマーク・ドレッサーのGUTS,第2作がベースアンサンブル（バールやマーク、バートさんなど参加）Deep Tones For Peace,第三作がジョエル・レアンドルのソロでした。

その第四作目が齋藤徹の本作、第五作目はバール・フィリップス、そしてジョン・エックハルトやバートラム・ツレッキー、イリナ・カリナ・グーデヴァなどが続続と出る予定とか。

DVDは昨年5月に一気にライブをやったベース5重奏（グループ名を「弦3・11」として敢えて3月11日を盛り込みました。）収録は「いずるば」、キッドアイラックアートホールでの収録セッション、キッドでのライブの3種類から選びました。全て私の作曲で、私がコントラバスに対して思っていることを目一杯盛り込みました。韓国リズムあり、タンゴあり、特殊チューニングあり、全員が楽器を横にしたインプロあり、各種打楽器奏法、プリペアードありです。

震災・原発事故の直接影響下だったことが色濃くでています。最後の曲ではそれぞれの願いを歌に託して歌ったりもしています。（瀬尾高志・田辺和弘・田嶋真佐雄・パールアレキサンダー・齋藤徹）

CDはローレン・ニュートン（ヴォイス）沢井一恵（17弦箏）とのトリオインプロビゼーション「月に打たれて　moonstruck 」。月にちなんだ曲名をローレンさんがつけました。女性二人が入っていることや、沢井さんの参加により、大変ユニークなインプロCDになりました。小川洋さんがここでもすばらしい音で録っています。

アートブックは小林裕児さんのコントラバスのかなり多くの絵、ローレン・ニュートンさんの絵、盤面には乾千恵さんの書（弦・月）ジャケットはリバーシブルで小林裕児・ローレン・ニュートンさんの絵の面と千恵さんの書の面があり、どちらでも使えます。また、わたしがコントラバスに関して思っていることをまとめて書きました。（英語と日本語両方有ります。）全74ページの豪華なものです。

また続きを書きます。