この犬スロッギーだったそうです。（ポレポレ徹の部屋vol.18のフライヤです）ベルリン映画祭でのプレミア上映（ピナカンパニー全員・メルケル首相も出席）ではスロッギーのシーンに聴衆の拍手が起こったそうです。拍手が起こったのはこのシーンだけ。ジャンさんの飼い犬（というよりは家族の一員）でこれまでもピナの作品に出演経験もあります。足先を保護するために生肉を貼るダンサーがいて、その残りをもらうのを楽しみにしたりも。私も毎日散歩に同行しました。

そういえば昨年キッドアイラックアートホールで上演予定だったジャン・サスポータス、喜多直毅、私の会が地震の影響で、ジャンさんはドイツからSkype出演になりました。まだまだ何が起こるかわからない状態の東京でした。そのSkypeにも最後にスロッギーが場面を横切り、みんなの視線を独り占めにしていました。天賦のスターなのでしょう。

私が2010年ブッパタール滞在中に、ピナカンパニーのパーティがジャンさんが創立したカフェアダであり、そこにも赤い眼鏡のヴェンダースが来ていてナエル（ジャンの息子）とスロッギーと踊っていました。

背後のベースはもちろんペーター・コヴァルトさんのものです。この楽器を使って録音しました。ともかくもフォトジェニックなスロッギーです。