10月を終わって

10月を何とか乗り切った。ふーっ。

同内容の仕事なら、いくつあっても深めることができるので好きなのですが、いろいろな種類の仕事内容だと、頭の転換が苦手な私は、プチ・パニックになりそう。AB型・天秤座の人が羨ましい。今回は、すべてが濃い人間関係だったり、因縁深いものだったり。この中には将来に繋がるものがいくつもいくつも種になっているはずです。まずは種のありかを確かめることから始めます。

蠍座のベーシストは驚くほど多い。31日エアジンで共演したパール・アレキサンダーさんも11月1日生まれ。20代後半に単身日本で暮らし、(賃金労働をして生活を成り立たせながらだ。)なにかと身動きの取りにくいコントラバスを弾いている。社会道徳の薄れた(民度の低い)東京では、普通に電車に乗るだけでもイヤな思いをすることが多い。コントラバスを運んでいればさぞや苦労も多いでしょう。音出し可のアパートに住んでいても、隣人が時間を守らずにトラブルになっているということ。遠い異国での孤独感や焦燥感もあるでしょう。そんな中、音楽への強い思いを元に持続させている。偉い。応援をしたいものです。

エアジンでは即興と作品を交互に演奏しました。インプロばかりやっていると、基礎技術がおろそかになりがち。カン・テファン、ミッシェル・ドネダは独自の方法で毎日楽器の修練を怠らない。パールは9歳から、きっちり修行してきているので、それを失わずにいることが必要。と言う意味もあって、大変ムズカシイ曲も、変則チューニングもやる。懸命に練習をしてきたのが見て取れる。ダイアナ先生の教育の成果でしょう。

ムズカシイ顔をして、いい加減な即興をやっていてはダメだ。音楽をやっているのだから。即興を神秘化して逃げてはいけない。
ウナセラディ東京は楽器を置いて、歌った。これは大受け。
http://www.youtube.com/watch?v=0Y44-wLxQGE
こういうキャッチーなものがあると、そればかりが話題になりがちだけど、ほかのも良いのでお忘れなく。

(常に懸案の)ベースアンサンブルも実現性を帯びてきたので、瀬尾高志とのデュオ予定もトリオにする。(11月16日エアジン、12月11日エアジン、12月12日アケタ)
Bassically Speakingという名前でベースプロジェクトにするので今後よろしくお願いします。

プライベートな音楽のために出会った歌手のさとうじゅんこさんは、ジャワガムランの歌手として活躍中。先日、上野不忍池の水上ステージでのガムランを聴きに行きました。バリガムランと正反対のゆったりした音楽に、睡眠障害気味だった私は全ての曲でウトウト。後で正直に伝えると、それでいいのです、だって。

普通の大学を出た後、東京芸大をでているそうです。いろいろな人生と音楽があったことでしょう。おいおいお話を伺いたいものです。今はジャワガムランの他には合唱の指導をしていて、合唱というのが今、とても熱い、という話を聞きました。おっもしろそう~。

乾千恵さんと作った三曲も歌ってもらいました。透明な声がマッチしてとてもうれしい。秋田生まれで幼少の頃より民謡に親しんでいるので、最上川舟唄、真室川音頭もオリジナルな歌い方で歌う。(この伴奏は本当にチャレンジでした)。ブンガワン・ソロも、ジョビンもシコもミルトンも、オンバク・ヒタムも花祭りも、ヴィオレータ・パラも唄っていただいく。

そんなわけで(どんなわけだ?)11月20日のギャラリー悠玄の恒例のライブに、お招きすることにしました。これ、楽しみです。

10月のいろいろな場面でご一緒した喜多直毅さん・小林裕児さんには感謝しかありません。またどんどん遊びましょう。

徹の部屋・壮弦さんライブ写真はhttp://blog.livedoor.jp/cpiblog00787/に多数ありました。壮弦さんの種も、内田慈さんの種も、宮崎の種も、タンゴの種も楽しく見つけましょう。長生きしなくちゃ時間が足りましぇん。

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