徹の部屋VOL.10

身体を元に戻す時間が続く。(元って何処?という話しもあるけど・・・)

いくつものうち合わせ。うち合わせの語源は、鼓を打って互いの響きを合わせることらしい。本来、能の公演ではリハーサルは無いということだから、ほんの数回、鼓を打って、相手の音を聴いて終わり、というごく短時間のことなのだろう。

その習いの通り、うち合わせの本質は顔を合わせるだけ、ほんの少しで済む。残りの時間は、近況報告と事務の進め方。この近況報告の交換が非常に大切。今、何を考えていて、どういう体験をしてきたか、これに優る情報交換はないのかもしれない。

一つのうち合わせは,幡ヶ谷のよく使うカフェだったが、初めて使った個室に、安元亮祐さんの絵が2点あったのには驚いた。面識のある聾唖の画家。とても音楽的な絵を描く。プライベートな会の音楽。東北とインドネシアの香りに溢れたものになりそうだ。

昨日のうち合わせは「徹の部屋vol.10」用。あっという間に10回目。今回のゲストは、比較的新しい知り合いの平野壮弦さん。階下の映画館でチラシを見て徹の部屋にご来場くださったという。以降、何回もライブに来ていただき熱い気を送ってくれている。

ちょうど、チラシも到着。出来も上々。最近の作品を見せていただくと、もう書道の領域は越えている。文字を書かないもの、岩絵の具の使ったカラーの作品。書くというよりは描くと言った方が良いような作品。布に描く、ダンサーに直接描く、などもあった。

最近、韓国へ招待されて大変充実した日々を送ってきたとのことだし、来週はアトランタで中国・韓国・日本の書道のシンポジウムに招待されパフォーマンスもしてくるとのこと。http://blog.livedoor.jp/cpiblog00787/

そういう活動の他にも、後進の指導、ワークショップ、コマーシャルな仕事もなさっているという、まさに乗っている方だ。

当日はさまざまな方法を考えておられるとのこと。楽しみです。

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