「いずるば」ワークショップから

第一週が終了しました。昨日もちょうど良い感じの人数でした。パリで気の道を習っていた青年、かつてアスベスト館のワークショップに来ていた人、ミモザー(「ミモザの舟に乗って」出演者)たちも参加。「ジャンさん体操」も少しずつ変化をつけ毎回来ている人にも飽きさせません。

覚えておきたいことをメモします。

・ジャンの基本的な考え方を寓話を使って説明した部分:

「天」はプレイボーイで「地」に恋をします。「天」が告白しても「地」は「他の人にも言っているのでしょう?」とそっけない。しかし本気な「天」は通い続けます。ずっとずっっと通っていると、少し「地」も本気かしら?と思うように。そばに居ることを許します。そばに居ても、触ることも、キスすることもできない「天」。でもずっとそばに居ます。ある時、がまんできずに、何とかしたいと「天照大神」のようなところに相談に行きます。

地には人間はとても少なかったけれど、みんなが集まります。ある人が太鼓を演奏し始めます。そのリズムにみんなが少しずつ動き始めます。それはダンスのようになります。そうすると「天」は「地」に触れることが出来たのです。

踊ることとは、「天」と「地」が一緒になることと同義なのです。

「地」から「天」まで身体を通して、エネルギーを通じさせる、という彼の基本を説明したものです。もちろん「天」から「地」への方向もあるのですが、それは、重力などで日常的に感じられることなので、「地」から「天」の方向を意識させるということ。

・ジャンさん体操も気の道も、同じ考えから成り立っています。

・二人の人が「出会う」、そして「気」を交感して、それを「螺旋状」にして、遠くに飛ばす、というのが「気の道」の基本。

・合気道と同じテクニックだが、「攻撃・防御」という考え方から離れる。

ふむふむ、と聞きながら、エクササイズを進める。私のような身体にはほんの初歩さえうまくいきません。ジャンさん体操でもすぐ、かならず足をつります。しかしそういう劣等生にも居る場所を確保してくれています。教育とは劣等生のためのもの。

ただ普通にハグする、という動作のエクササイズ(これこそが基本だということ)から、すこしずつ気の受け流しへ。

全員がにこやかになり和気あいあいとなってきたところで、アンニャさんとジャンさんの実演で一同ハッと凍り付きました。

全く同じ「気」の受け渡しの動作を、ジャンが棒をもってやったのです。それは、正に日本刀で首を狙う「つき」の動作で、アンニャがそれを「払う」動作だったのです。それも紅毛碧眼の美男美女がにこやかにやるのですから、シュール度がいや増します。

美しい動きの中にキビシサが裏付けしているということを見逃してしまうと「気の道」はわからないのではないかと感じ入った次第です。

出来具合を見回るナエル大師範とジャン師範

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