コントラバスの立場が少し向上?

小林裕児さんの今年の大作「緋色の山」を観る(新国立美術館)。昨年の「朱い場所」に引き続き、大作だ。ミモザも、謎の新郎新婦も、河も、ランプの少女も、ダンサーも、舟も引き続き登場。今回は動物が増えている、二羽のペリカンと四羽のフクロウ、四頭の疾走する馬、象、ん?待てよ、この仰向けの象の隣にいるのは、「ベーシスト」という動物ではないか・・・・(この写真ではほとんどみえませんが)コントラバスの立場が一気に向上!(ちなみに裕児さんの描くベーシストは左利きが多い。)昨年と全く違うのは、全体の緋色を左上からめくるような不穏な風のながれだ。この暗示はどう続くのだろうか、興味が尽きない。

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「徹の部屋vol.2」のだいたいの演奏曲目が決定。

このコンサートでもコントラバスの立場が少し向上すればと願います。

第一部

タンゴ・エクリプス(神奈川フィル委嘱)

糸(グループ「糸」委嘱)〜西覚寺(小山利枝子展のため)

第二部

舟歌(「朱い場所」より 小林裕児委嘱)

オンバク・ヒタム桜鯛(西陽子リサイタル委嘱)

ストーン・アウト(koto vortex委嘱)

アンコールはおたのしみ。

結局、全部私の作品ですが、委嘱ばかりですね。やはり私は、本来の作曲家ではないのです。何にもない状態で、閃いて作曲したことはない。頼まれて、締め切りがないと書けない。なお、糸からストーン・アウトまでが「オンバク・ヒタム」の中心になる予定です。

これとほぼ同じ演目で7/17の箏アンサンブル編をやって、二つをドッキング、という予定です。早くやりたいものです。

コントラバスの立場が少し向上?

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