写真2

出てきた映像から撮った写真その2

ソウル、中央日報社「湖厳アートホール」で行われたユーラシアンエコーズin Seoul。金石出さん、安淑善さん、李光寿さん、李太白さん、に私という「神命」メンバーに沢井一恵さん、板橋文夫さんをゲストに行われた。

おそらく戦後初めて日本人を使ったソウル音盤の「神命」が評判になり売れたそうだ。なにしろ、シャーマン、国楽、農楽が一緒にやっているだけでもめずらしい。一緒に演奏する言い訳になれただけでも誇りだ。

日本に来ていた李七女さんもこのCDを使って公演をしていた。その時のゲストは工藤丈輝。そんな縁で病気になってしまった七女さんのために工藤丈輝たちとパフォーマンスをし、有明癌センターの病室で特別コンサートもした。

ともかくこの「神命」メンバーは強力だった。会ったとたんに私のすべての嘘が見破られる。ともかく人生の授業料が違うという感じだった。使っていたペルマンのベースの限界もあっと言う間にわかった。(ともかく大きい楽器を欲しいと思って買い換えた。)

私の韓国蜜月時代の一こまだ。

次は神奈川フィルとの共演、これもエポックだった。

沢井さんをゲストソリストにして、「ストーンアウト」のオーケストラ版。そして、スター街道ばく進中の小松亮太さんをゲストに「タンゴ・エクリプス」アンコールに私もベースセクションに加わり「invitation」

初めて体験する本格的なオーケストラ。長野の山に籠もって曲作りをした。数少ないリハーサルが始まってすぐ別世界に連れて行かれた感じだった。ここで「私には西洋音楽が向かない」と直感してしまった。オーケストラの力学も組織も指揮者という存在も、遠かった。コトバから逃げるように大学卒業とともに音の世界に入ったが、20年経って、西洋音楽の象徴と言うべきオーケストラと付き合って、よりにもよって「向かない」ということを感じるとは思わなかった。

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