agréable ☆musée

お昼過ぎに国立へ。agéable☆muséeの15周年企画で、店内の壁面・天井・トイレなどいろいろなところに絵を描いている小林裕児さん特集として「ユージアム」。ここでライブペインティング。閑静な住宅街にあるブティック。リトアニアに発注する綿製品、様々なアーティストによる洋服・雑貨・小物などを扱っている。娘は狂喜・驚喜。

小林さんのファンは、およそ私では知り得ない世界に多くいらっしゃる。おかげさまでいままでもいろいろな世界を体験できた。年間一二枚描くのがやっとだった超細密画から、デッサンなら一日に数十枚描くようになったのが1989年というからかれこれ20年になる。

わたしのCD「PAGAN HYMN」のジャケットアートをやってもらったとき、すべてが具体的だった。すべてを原寸大に描き、レタリングもCD盤面のデザインも用意している。はっきりしている。このぶれのなさが多くのファンを獲得し、言い方はビミョウだが、世の中のためになるアートを提供しているのだろう。この日も、10年前に描いた天井画に加筆して、雰囲気を一変させた。

歌える歌を作りたいという私の希望もこのラインと重なるところがあるのかもしれない、と思ってきた。9月のギャラリー椿では、初めて小林さんの作品に対して作曲することになっていて、現在作業中。はたしてどうなるか?自分で興味がある。

夕方、二枚のライブペインティング。車いすの少年が盛んに反応してくれる。他の聴衆に迷惑にならないか、痛ましいほど気を遣っているご両親に安心してもらおうと、最初から私が彼と共演モードになり、声でハモったり、リズムで押したりする。何回か経験があるが、本当に鋭い反応をしてくれ、場を広げ、ヒト達の意識を解放してくれる。

夜、さらにもう一枚。連日の移動と演奏で疲れ気味だったが、清々しく帰宅できた。

8/24までユージアムは開催中です。裕児さんの日課である評判のデッサン帳も何冊も手に取ることができます。

国立市中2-19-93、電話042-577-7353、11:00~18:00(金曜は21:00まで)火・木休み。

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