朝、中庭で朝食。木陰が気持ちいいです。千恵さん20年ぶりの温泉を楽しんだと言うことです。よかったよかった。才津原さん、中谷さんも加わって、ゆっくりと話をしながら良い時を過ごしました。千恵さん一家の泊まっているところに行ってゆったり。
炎天の中、私は「受け月」へ行き、準備。今回はピアソラをやってほしいという最初の申し出でした。このまえの七つのピアソラツアーの時も、人選が一番の問題でした。結局、ジャン・サスポータスとオリヴィエ・マヌーリという変則トリオができました。
ピアソラを演奏するのも、出版記念のお祝いという付加のために決行したいきさつがあります。今回も困りました。何通りかの可能性を考えて、打診したところ全部ダメ。結局、ピアソラを多めに演奏するということでベースソロコンサートになりました。タイトルはやはり「千恵の輪コンサート」にしてもらいました。
第一部
コントラバヘアンド(アストル・ピアソラ/アニバル・トロイロ)
月の壺(齋藤徹)アドリブで韓国のリズム
ブエノスアイレスの夏(アストル・ピアソラ)
ラ・クンパルシータ(ヘラルド・ロドリゲス)
Campo Camino y Amor/ Oblivion(アストル・ピアソラ)
風の道(齋藤徹)
第二部
エスクアロ・鮫(アストル・ピアソラ)
花祭り(フォルクローレ)
アルフォンシーナと海(アリエル・ラミレス)~ありがとう命(ビオレータ・パラ)
海の量感~オンバク・ヒタム(齋藤徹)
ブエノスアイレスの秋(アストル・ピアソラ)
夕暮れの数え歌(乾千恵/齋藤徹)
最後の歌は、あらかじめ打診しておいて、地元の歌手・ピアニストに参加していただき、聴衆全員に歌ってもらう構成にしました。
歌える歌が作りたいという私の希望に、千恵さんが詞を送ってくれました。初演は昨年の旭川での「女達の一弦」ワークショップのプレゼンテーションでした。歌手の方が上手に聴衆を巻き込んで全員で歌うことができました。とても良い時間でした。これからも千恵さんのコトバで歌を作っていきたいと思います。
会場には、地元でチーズを作っている人、旅館の料理長、整体師、サックス奏者、美術家などがあつまり和気あいあいの打ち上げでした。教育問題で揺れる佐伯市の福泉寺から遠路、住職の中さん夫妻もおいでになり再会を喜びました。