千恵の輪ツアーでいろいろな方と出会った。ほとんどの会場が、一人一人のお顔が分かる大きさだったのでとても良い。当然のことながら、それぞれの方が日常的にいろいろなことをなさっている。お話をしたり、教えてもらったりの日々が続く。そのうち幾つかをご紹介して千恵の輪を広げてみましょう。
これはCDです。福岡在住の翠大輔さん主宰のインデペンデントレーベルAFICION RECORDのホアン・ゴルド・アグヘタさんの無伴奏ソロ カンテ・ヒターノ。鍛冶屋さんフラメンコの演唱。古今東西、鍛冶屋はシャーマンに通じる。「何かと制限のあるフェスティバルでの演唱の後で、ホアンの心中に何者かが沸騰していたらしく、ホアンはビールを飲んで突然唄いだした。・・・・・」という状況。解説も録音もその場を共有していた画家でフラメンコ歌手の堀越千秋さん。とてもスゴイものが収録されている。
堀越さんと小林裕児さんは学生時代からの友達だった。ここでもつながる。翠さんは九州大学時代にはウナギの研究をしていた。ウナギが一体何処で生まれるか、(マリアナ海峡で生まれることが分かったのはつい最近のこと。)など研究していた。堀越さんとの知遇を得て、フラメンコの奥深さに触れ、自主レーベルを立ち上げ5枚のゲキ渋フラメンコ、そしてヤヒロトモヒロのCDを制作している。今回のツアーでは福岡での移動などで手伝っていただいた。帰り際にいただいたCDをやっと聴くことができ、ビックリした次第。