スペースフー

早めに集合して一台の車でスペースフーへ。3 年前にここで演奏したのは、「二頭のライオン物語」の時でバール・フィリップスさんと楽器交換ツアーの時でした。それを思い出しながら我が楽器を新たな目で見ることができました。フレッド・バン・ホーフさんやミッシェル・ドネダさんなどとの即興演奏した場所で今日タンゴとジャンさんとで演奏できるのはとても嬉しいです。ドネダさん・一恵さんとのトリオはCDになり、そのジャケットのアートがオリヴィエの親友の森妙子さんだったのも奇遇です。

即興信者とかダンス信者とかピナ信者とかピアソラ信者とかでなく、面白そうだからと快諾して主催してくださったスペースフー、遠くから多くのかたが観に来てくださり嬉しい限りです。

愛情深くホールを続けていることは、長年演奏している人間にはすぐわかります。壁が、床が、天井が、それを雄弁に語っているからです。ジャンもオリヴィエもすぐさま、ここはどういうところかを理解し、やる気満々でした。

この日、野口整体に行く予定だった千恵さん親子が、朝電話をかけてきて「やっぱり行く〜!」、整体の真矢先生は昨日ポレポレに来てくださっていて「その方が良いでしょう。」ということで急遽、千恵画伯も深谷入り。ちょうどジャン体操の時に到着しました。フーのスタッフ、マダムも一緒に体操。オリヴィエが「ダメだった左腕がこの数日でこんなにあがるようになった〜」と大喜び。普段演奏家は身体のことを無視してムリをしています。身体のことを考える時間を持つことは歳を取るにつれて本当に大事なことだと痛感します。

ヨーロッパのどこかのような感じでゆったり時間が過ぎ、開演。ジャンの踊りが刻々深化していくのが演奏していてもドキドキでした。千恵さん作詞、テツ作曲の夕暮れの数え歌、スティーブ・レイシーがお好きだったマダムのためにもセロニアス・モンクをアンコールに演奏しました。

第一部

ロ・ケ・ベンドラ、プレパランセ、アウセンシャス、エスクアロ、ムエルテ、天使のタンゴ、

第二部

アルフォンシーナと海、チャウ・パリ、バンドネオン〜タンゴエクリプス二楽章、即興的タンゴ、ヴォルヴェール、コントラバヘアンド、ブエノス・アイレス午前0時、

アンコール 夕暮れの数え歌、オブリビオン、レッツ・クール・ワン

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