妹分の乾千恵さん一家からローマ字のメール。送信地はブエノス・アイレス。
彼女の身体の具合が相当悪かったときにささえになったのはAmelita Baltarさん（ピアソラの元夫人）の歌だったそうです。その彼女のコンサートに招待されたり、（コンサート中にバルタールさんが聴衆に彼女の紹介をしてくれたそう）ピアソラのお墓にお参りに行ったり、そして現時点は、コスキンのフォルクローレフェスティバルでフォルクローレ三昧だそうです。20年の念願だったことが次々と実現していく驚きとうれしさが短いローマ字のメールから溢れていました。

それにしてもスゴイ行動力ですね。私とは、昨年2月に南仏のバール・フィリップさん宅で会い誕生日を祝い、東京の「いずるば」で会いでしたが、彼女はその後、フィンランドにも行ってきているんです。ニキ・ド・サンファルの私的美術館（イタリア）に行ったり、インドネシアに影絵を観に行ったり、イギリスに巨石を観に行ったり、次々と自分の願いを実現しています。

授業やワークショップで「寝る前に、今日一日何をしたか？些細なことでも良いから、どれだけ創造して、どれだけ消費したか、どれだけクリエイティブな時間をもてたか、どれだけ限りある自分の時間を浪費してしまったかを考えてみよう。クリエイティブなことはお金がかからないから今の世の中では奨励されてないんだよ。」とよく言うのですが、全く我が身に降りかかっている昨今です。私の今日は、連絡「待ち」と、もめ事の処理、illustratorをいじってチラシ作り。作曲の仕事をひとつ引き受けたのがかろうじて将来に繋がることか、作曲に自信はないのだけれど・・・