谷本仰 全開!

谷本仰 全開!

アレコの時、ブログのコメントをいただいたtaniseさんのおかげで、このホーム・レス エイドCD「ゴーイング・ホーム」の事を知りました。早速注文。昨日到着。谷本仰全開!でした。

何回かブログにも書いた小倉のヴァイオリニスト・音楽療法士・バプティスト教会牧師・辛い/熱い/臭い食べ物追究家・多くの子供の父、他にもきっといろいろの顔をもつナイス・ガイだ。

私は彼がやっているタンゴバンド、トリオ・ロス・ファンダンゴスにこのところ年に一二回参加している。初めて誘われたときライブの終わりにコメントを求められマイクが回ってきて思わず言ったのは「こんなに人生を、音楽を、愛を、言葉を信じているヤツは滅多にいないよ。」だった。

タンゴの名曲を次から次へと軽妙なMCと共にやり倒すトリオに入って演奏することは、私は、ある通過儀礼をして熱に浮かされなければならない。それほどこのトリオで演奏することは普段の私の活動から遠いのだが、谷本仰の「人生を信じるという狂気に犯されている」(ミルトン・ナシメント「マリア・マリア」より)誘いには答えたいと思った次第。

彼の活動はタンゴとバプティスト教会牧師しか知らなかったが、ホームレス支援をしていることは宴席でもマジ話でも聞いていた。その一つの実りがこのCDだ。ここで彼は歌を歌い、ヴァイオリンを弾き、みんなを誘い込み、場を作っている。お顔のブツブツから(失礼!)は想像できないノビノビした声。時々揺らぐその声はウソのない証拠だ。世の中の名曲を歌うことはファンダンゴスと同じ。音楽を、歌を、素材・要素として効果ばかり追い求めることの多い今、古今東西の名曲を取り上げることは一つの挑戦。彼の信念がそれを可能にしている。

ホームページ、注文はここ。

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