ラジオ・フランス

お伝えしていたラジオ・フランスのインプロ番組「A L’improviste」休止に対する署名運動が始まりました。英語訳をバール・フィリップスが担当していて、日本語訳も作ったらという示唆をうけて訳しました。パブリックサービスとしてのラジオや音楽という考え方が端的に表れていて印象的です。署名の仕方も書いておきますので、よろしければ・・・・

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ラジオ番組「A L’Improviste」支援署名

“フランスミュージック”のディレクターは最近、アンヌ・モンタロンさん制作の「A L’Improviste」の休止を決定しました。現状では、今年の六月までは何とか持続されます。

この番組を休止することは、文化の多様性(それこそ公共サービスとしてのラジオ・フランスが公共に提供すべき物であり、文化の地平を閉ざすのではなく、広げるものです。)に対して重大な打撃を与えることになるでしょう。

この番組はインプロヴィゼーションを専門に扱う唯一の番組として存続しています。インプロヴィゼーションは、音楽のすべての形式:ジャズ、クラシック、現代音楽、バロック、音楽劇、音楽と文学、にとっての創造的な過程になるものなのです。

音楽大学のカリキュラムにインプロヴィゼーションが取り上げられている今日、放送電波からインプロヴィゼーションを抹殺することは矛盾しているように思われます。 アンヌ・モンタロンさんの番組にふりかかっている危機は、単なる番組編成問題以上のことなのです。

公共サービスであるラジオが、文化を平均化してしまうような考え方をとることを、アーティスト、リスナー、市民などである我々は容認することはできません。

「A L’Improviste」の休止を、取るに足らないこと、ほんの一握りのマニアにだけに影響するだけだと考えることはナンセンスです。それは芸術的観点からだけでなく、ラジオ放送という観点からも言えることなのです。

フランス・ミュージックはインプロヴィゼーションを含めたすべての音楽の放送局であり、そうあり続けるべきものです。 私達は「A L’Improviste」の休止およびあらゆる抑圧に反対します。
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http://www.citizenjazz.com/article3459211.html
署名者一覧が始まるところ、
「Pour signer la petition, envoyer un mail」
の、「mail」をクリックすると、署名送付用のアドレス宛てに メーラーが開きます。名前(簡単な肩書きとか、住んでいる街、国などを書いている人が多いです)を書いて送れば届きます。

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