ACTION!@いずるば

いずるばでのaction!さわやかに終了しました。なんとスッキリするのでしょう。こういう清々しい終わり方はとてもうれしい。一緒に行った娘も同感とのこと。月一回半年かけてやってきてこの四日間は連続してのリハ。岩下徹さんご苦労様でした。私は9月ジャンのツアーで参加できませんでした。10月に二ヶ月ぶりに参加すると全く変わっていました。

音に引っ張られないように、無音でも成り立つ方法をとっていたので、緊張関係がポジティブに働きます。健常者も障害者もプロも初心者も同じ土俵に立ち、私の音に緊張感を持って対応してくれます。音が役に立っている感じを持つことが出来て幸せです。

前日のリハーサルで、毎回新幹線で栃木県から通ってきた人が「どんな場面でも、全員一人一人を個人として感じることが出来ます。それがとてもうれしい。」と発言。まさにそんな感じです。全体が一つの呼吸になり、「いま・ここ・わたしたち」でしか出来ないことが次々と生まれていきます。まさに「いずる場」になっていました。

たとえば、本番でお客様が予想以上に来てくれたので私が楽器を30センチ動かしました。
その時、楽器の頭が壁にほんの少し当たりかすかな音がでました。その時は全員が壁を向いていて「さわりなさい」という演目でした。私の音をきっかけに動き出すことになっていました。
リハーサルではハーモニックスのかすかな音でやっていました。その時もそのつもりでした。しかし、全員が楽器の頭が壁に当たった音がきっかけだと思って動き出したのです。

こんなにセンシティブな共演者は滅多にいません。それも全員です。ちょっと感動してしまいました。私とデュオをやった竜太郎君は、以前ここで書いた私の弟分です。会う度に「あにき~」と呼んでくれます。彼のと即興デュオは毎回全く違った楽しいものです。

打ち上げでは、障害者との活動をしている方がたくさん話しかけてくださいました。

明日からは私も彼らもまた「生活」が始まるのだ!となぜか強く思った夜でした。

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