北九州からムリして直ぐに帰ってきたのは「いずるば」でのワークショップのためです。いつかブログでも書いた岩下徹ワークショップのお手伝いをしています。「即興ダンス(岩下さんは自身のやっていることをこう呼びます。)発表会」のチラシもできあがりました。「コンテンポラリーダンス」でも「舞踏」でもない、という彼のこだわりでしょう。
毎回、学ぶことばかりで、しかもだんだんと気持ちが清々しくなるので毎回とてもとても楽しみなのです。昨日は暑気払いと称して、「いずるば」がビールとワイン、食事を用意してくれました。いれかわりメンバーが話しに来てくれ、それぞれの人の願い、動機などを聞くことができてとてもよかった。
そう、「踊る」「歌う」ということは、みんなのものです。そういうものは、「プロ」に任せておいて自らは「享受する側」で良いわけがありません。健常者も障害者もプロもアマも無い。小さな業界内での自分の位置を気にしている「プロ」は置いておきましょう。テレビを観たり、劇場に行ったり、CDを買ったりするだけはなく、自分が主役になる。誰も止めません。お金もかかりません。
逆に、私たちには、彼らのとの共演から何が「プロ」なのかを学ぶ絶好のチャンスでもあるのです。実際にみんなとの会話から「匿名」ということが大きな話題になりました。
宴もたけなわ、T君のおかあさんが「私、どうしても歌いたい」となりみんなで太鼓を叩き、歌いました。いや~いいね、この感じ。きっと次回からこの宴が即興ダンスに反映されるでしょう。