ゲスト紹介:石田幹雄

石田幹雄(いしだみきお 6日 エアジン ピアノ)

彼と会ったのは札幌。「漢たちの低弦」というコントラバス8~10本グループ(瀬尾高志主宰)でした。コントラバスメンバーの信頼が厚く、必ずピアニストの彼がいたのです。当時は線も身体も細く,演奏中にあまりの集中で失神したという逸話が語られていました。見てくれとは違うのは高岡大祐と同じ。かつて遠くに見えたと思った美しい光を再び見たい、絶対見るんだという感じ。

横濱ジャズプロムナードのコンペティションで優勝、北海道大学卒業後上京。現在トリオを作って活躍中。いつか一緒にできないかなと思っていましたがなかなか機会がありません。この8月26日ポレポレ坐での徹の部屋vol.15でブラジル音楽特集をやることになり、これでしょう、とばかりに声をかけました。私は出会ったときの直感だけでお願いした次第です。彼がジャズだろうがロックだろうが関係ありません。ちょっと漏れ聞く「世間」の評判は大分違っていましたが、関係ありません。Mikioのピアノが欲しかっただけです。

アストル・ピアソラでもそうですが、アントニオ・カルロス・ジョビンなど私の好きなブラジルの曲をやる場合、和音の内声が豊かに響いていないと魅力が半減してしまいます。普段そういう音楽をやっていないので、和音を確かめたりするだけでとても楽しいです。

リハーサル用に送ったジョビン家認定のピアノ譜から自分用に書き直し、曲の歌詞を苦労して調べ、YouTubeでいろいろな例を勉強してくる、その姿勢はすばらしいものですね。「もう少し歌詞がわからないと上手く弾けない」とか「この曲はソロなんて必要ない曲をちゃんとやるだけでいいでしょう」などと私を諭してくれます。私は自分の直感を褒めなければなりません。

そんなリハーサルの時、直感がひらめいてこのツアーに参加してもらおうと思いました。

ポレポレ坐 ブラジル音楽特集
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ジョビン・シコ「イマジナ」ソロ
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