ジャン・サスポータスさんのワークショップツアーの様子は、私のFBにシェアを含めて投稿してあります。https://www.facebook.com/tetsusaitoh
犬山でジャンさんと合流し、信濃大町・長野とまわり帰宅しました。
FBから貼ります:
信濃大町の原始感覚美術祭に来ています。寒くて薪ストーブを焚きました。マジですよ。指が痺れていても出来る奏法を試しています。ジャンさんはワークショップ中です。
信濃大町夏期大学でのジャンさんワークショップも盛況です。80年間戦時中も続けられたと言う素晴らしい市民講座の場所です。昔から長野は教育が有名でした。こういう実績に基づいているのですね。明日は同会場でジャンさんと私とのデュオです。いうことを聞かない私の身体との折り合いをつけながらの修行のような、そして、生きている喜びに満ちたデュオになるでしょう!
忘れられない演奏でした。
痺れと浮腫みは相変わらず、気温の低さも相まって演奏には実にキビシイ状況。
ソックス2枚重ね カイロを貼って臨みました。
共演がジャンさんなのでその分は大いに救われます。
原始感覚美術祭の最終の演目で、周囲の期待も高まっています。
満足な身体ではなく残念ですが、それさえをチャンスにしてしまおうと強気を装って演奏開始。
やはり指は痺れて動きません。
その中でも出来る奏法を中心に 雑にならず、やけにならず、丁寧に願いを込めて一音一音出して行きます。しかし、当然それなりの音。
ジャンさんは何かと気を使ってくれています。痛いほどわかります。
途中で一回、もうダメかと頭をよぎりましたが、何とか継続。
最終シーンでジャンさんがヴィオレータ パラの「グラシアス ア ラ ヴィーダ ありがとう命」を口ずさみました。かつてデュオで取り上げたことがありました。
その瞬間に何かが起りました。
本当に ありがとう命 そのものでした。
アンコールがあったのでにバッハのアルマンドを弾こうと思いましたが、ほとんど満足には弾けません。
消え入るように終わり全てに対して御礼をしました。
この機会を与えてくれた皆々様、命を繋いでくれた皆々様 本当にありがとうございました。