お昼にリーデル(ジャンがドン・キホーテのリハをしている会場)へ行って、楽器を貸してくれたセバスチャン・グラムスと久しぶりに会い、「私の城」ファミリーにも会い、「よく、来たね!」「スゴイよ!嬉しい!」とハグの嵐でした。キャンサバイバーのオットーさんともヒシとハグ。
リーデルのカフェテリアで全員でランチ。セバスチャンとはいろいろと情報交換。彼も働き盛りですね。素晴らしい行動力。私が参加出来なかったメキシコツアーのこと、ゲーテインスティテュートのアジア企画への参加、日本にもまた行きたい、などなど。
ドン・キホーテのリハーサルも拝見。バイオリン7本!皆とても上手です。巨大から極小のゴングオーケストラ(奏者は一人)ミュージシャンも出演、見るからに分かるサンチョ・パンサ、ドン・キホーテ。良い舞台になりそうです。
それにしても、スタッフも出演者もみんな基本が芯からニコニコしています。カフェのお兄さんもみんなニコニコ。こういう仕事場は良いですね。ニッポンとどこがちがうのでしょう?何か基本的なところが違うと思いました。リハは9時〜5時だったり、土日は休みだったり、一般社会人と同じです。サラリーも同等なのでしょう。基本の違いはこういうところから?保証と誇りは繋がっています。
ジャン宅に一旦帰り、少し休んでからリハーサル会場のブッパタール自閉症センターへ。懐かしいとともに、一週間前まで居たような感覚です。ここでまた、ハグの嵐でした。ジャンはドン・キホーテのリハが終わってから到着。(本当によく働く人です)。
どうやってリハーサルするのかと思いきや、いきなり「通し稽古」でした。再演とはそうなのですね。
何回もビデオを観たばかりですが、どこでどう入っていくのか、どうサインを見極めて、サインを出すのかなど細かい所は忘れっぱなしです。即興的な決めごとが1番忘れやすいですね。その時にしか通じないことなのですが、それが決めごとになると、意味が希薄になるのでしょう。
私の事情は事情、本番は本番、あたりまえですがキビシイものです。そうでないとイケマセン。本番で甘えることは出来ないのです。
副作用で開かない目、回転の遅い頭、ふらつく浮腫みではなかなか対処仕切れず、ちょっと焦りましたが、いさぎよく諦めて「ごめんなさい。忘れました!」連発しました。
どうにかこうにか9割くらい通して終了。ジャン宅で差し入れのチキンスープを頂きました。私が暖かい食べ物が必要だという情報でスープがドンドン届きます。ありがたや。千香子さんはデュッセルから和食(納豆も)の数々!普段はそうでもないのですが、不調の時は和食がありがたいのです。
耳寄り情報:(ジャン・サスポータスさん、今年8〜9月に来日の算段をしています。彼のワークショップ【一般むけのジャンさん体操、ダンサー向けのワークショップ、気の道入門、タンツテアターのクリエーション、などいろいろあります】ご希望の方、私まで連絡ください。チャンスです!)