本日第0回(準備会)です。

3月11日は忘れられぬ日です。何か表現しているものにとっても、そうでなくても、同様でした。私は当時取り掛かっていたベースアンサンブルに「ベースアンサンブル弦311」という名前をつけて活動し、アメリカでの国際ベーシスト協会コンヴェンションに参加、イスラエルのレーベルからDVDを発表し、「むがさり唄」というCDをチャリティーCDにして義援金を募りました。
 
ちょうど一年後にはドイツでダンス公演「looking for KENJI」上演、上演後には聴衆ともディスカッションをしました。「どうして日本は原発をやめないのですか?」という素直な質問が来ました。
 
考え方にも大きく影響しています。最大のエネルギー「効果」「効率」を求めて原子力に行き着いた結果の大惨事だったわけです。より良くしよう、より効果的にしよう、早く、たくさん、という傾向は、世の中の隅々まで蔓延しています。
 
人類の発展は根本的にそういう願いに基づいているとも言えるでしょう。新しいことを望むのは良いこと?好奇心を満足させるために努力するのは悪いこと?そんな基本的で無邪気な問いが重みを持って来ました。
 
芸能・音楽業界はまさに「もっともっと」でしょうが、サブカルチャーでさえ、インプロでさえその傾向が見え隠れしているのではないでしょうか?その傾向に質問を疑問を投げかけるものがあってもいいのではないか?
 
本日6回目の311、狙ったわけでは無いです。「いずるば」第0回ワークショップの開催です。午後2時より。
 
さまざまな方のご意見・ご希望を伺って次回(第1回4月1日予定)よりの大いなる参考・励ましにしたいと切に願っています。