ラッキーにも昨日午後からこの4人部屋に1人だけなので、広々として気持ちが良いです!またしても日の出をありがたく拝受しました。「地球の上に朝が来る、その裏側は夜だろう」なんて今の人はしらないかな~。
サックスのK先輩のアドバイスもありモーツァルトを聴きながら体操をしました。一人っきりなのでのびのびできます。グルダ・アーノンクール、グルダ・アバドで20,21,23番という定番中の定番。体操の基本はジャンさん体操と腕振りですが、身体が欲しがる動きになっていきます。ドンドンと変化していき、お天道様と気持ちの良い関係を作っていきます。即興です。モーツァルトを聴こうと思ったのも即興、コンチェルトを選んだのも即興。人生即興です。こういう風に音楽の即興も捉えれば良いのです。奇をてらった音とか、その人にしか出来ない奏法とか、ともかく激しくとか、肉体・呼吸の限界とかは、数多の音響現象の1つに過ぎません。なんて、考えながら体操しているのも即興なのですし、朝食がスパニッシュオムレツの洋食なのでモーツァルトからジョアン・ジルベルトにチェンジ、江戸湾がコパカバーナに。オブリガート、ジェンチ。
こういう考え方をしているいつも思い起こすのが「人生即興なのだから、何も舞台で即興をすることは無い。なぞりだ」という土方巽さん。深い切り口・文脈で考えたいところです。拡がるはずです。
副作用はしゃっくりと便秘。寝付きは良いのですが2時間以内にしゃっくりで起きてしまいます。アドバイスも頂いたり、頓服も頂いたりしましたが、結局無駄。セラヴィと言い聞かせ、Enjoying this difficultyです。K先輩の時は嘔吐がほとんどの方に訪れたそうですが、この15年で劇的に改良されたとのこと。諸先輩本当にご苦労様でした、ありがとうございました!の気持ちです。
Natureは自然、Artは人工ということを思います。ARTは自然に近づこうとしている人工と考えるとストンと分かる気にもなります。この作品は何か上手く行ったな~、この作曲は「出来たな」、あの人の演奏やダンスは今、何か一線を越えたな~、良い演奏が出来たな~などという状態はNatureとArtの関係が上手く行っていることなのでしょうか。1/f 揺らぎとか、黄金分割とか。また、宮本常一さんがよくおっしゃっていた「自然に人の工夫を施したものが一番美しい」とか、皇居内には植物学者でもあった昭和天皇の指示で「まったく手つかず」の土地をわざと作っているとk、何もしない農業とかも思い出します。
これらも即興を考える切り口になりますね。
さて本日は何を即興して行こうか・・・