昨年の8月毎日曜日に「いずるば」で4回の集中ワークショップをしました。前半2回は日本や世界のあちこちの大学・フェスなどでやっている内容、後半2回はさらに踏み込んだ内容でした。受講者は演奏家・ダンサー・役者・美術をやっている人がほぼ均等に参加。もちろん、表現活動していない人もいらっしゃいました。それぞれの専門分野に共通するような内容を選んで、飽きずに集中出来るようにし、あるいは「生きている」ことは全員平等なので、共通する項目はいくらでもあるのです。時間的に伝えられない部分は資料をふんだんにお渡ししました。
「教える」ということに才能も経験もない私でもそれなりの達成感があり、やる気が低迷するクソ暑い夏の時間を有意義に使う事が出来ました。もちろん、伝える・教えるということは伝わる・教わることと同意です。結局、最も役に立ったのがかく言う私なのでしょう。映像・音源・文献を準備している膨大な時間にどれだけ多くの「気づき」と「きっかけ」があり、確認・再確認・考え直し・発見・否定があったことか・・・
一方、受講者の反応はどうかな〜と思っていたのですが、1年経って驚くほど続続と反応がでてきました。
大塚惇平(笙)クリス・ヴィーゼンダンガー、ジャック・ディミエールとのセッションに参加、8/7の信濃の国、原始感覚美術祭2016で共演。https://www.facebook.com/shinanoprimitiveart/?fref=ts
鈴木ちほ(バンドネオン)・佐々木久枝(墨象・華)・笠松環(朗読)がグループを組み「りら」〜朗読・墨象・華・音からなる遊び〜として行川さをり(声)とともに7/29に渋谷公園通りクラシックスでライブ開催 https://www.facebook.com/events/259025101127209/
翌7/30には、舞いの佐草夏美さんと私と4回目のデュオ「耳はむ魚」〜ジャワのかたちとコントラバス〜
を可喜庵で開催
8/12には、かみむら泰一さんとのCD「ショーロ&インプロヴィゼーションライブ」リリース記念LIVE@エアジン
10/2には茂谷さやかさんのSayaka Motani Collective 公演@BankART Studio NYK Kawamata Hall「Rubaiyat」に私も参加。
と受講者のライブラッシュです。また、動き出す準備をしている思われる人も何人か見受けます。
もちろん、何かやることだけが大事なわけではなく、日常を変えるきっかけ、何かを考えるきっかけになれば大成功でしょう。
とっても嬉しい。
年末に予定していた外国でのレジデンスが無くなったので、またできないかな〜と思い始めています。
演奏で伝えられなかったら、文章で伝える、ワークショップで伝える、それでイイのだ〜。