スイス公演開始
本日よりスイスへ移動です。8泊9日でチューリッヒを中心に回ります。
ともかく物価が高いです。ブッパタールの軽く2倍は高いので、宿泊先に苦心して、知り合いのお宅を泊まりあることになりました。ありがたいことです。
4泊はシャーロット・ハグさん宅。フレデリック・ブロンディさんの口利きで決まりました。ブロンディ・シャーロットデュオはDVDでも観ていました。日本ではあまりお馴染みでは無いかも知れませんが↓のようなリンクで多少理解していただけると思います。
http://www.charlottehug.com/
HETERO TOPOS new composition for string quintet, voice and Son-Icons in a room-score 2015 https://youtu.be/sZvFhstQYmQ
SIYABA: Found Among Translations South Africa 2015 http://youtu.be/IvYMJgKlBh8
SOLO AT BERLINER FESTSPIELE 2013 https://www.youtube.com/watch?v=HdMNriUVXxs
NACHTPLASMEN for orchestra and video-score at Lucerne Festival http://www.youtube.com/watch?v=a4Lg2QO0Euw
INSOMNIA Kunstmuseum Luzern & Lucerne Festival art-tv http://art-tv.ch/7954-0-Lucerne-Festival-Charlotte-Hug.html
BADLANDS with animated Son-Icons and panoramic projection https://www.youtube.com/watch?v=qX4-n1N-RFo
SON-ICONS AND ROOM SCORES https://www.youtube.com/watch?v=E0GuxsZ7i3Y
美術家でありヴィオラ奏者であり大学教員であり・・
ご主人と一緒にディナーを用意していただき、話がもりあがり夜遅くまで続きました。
ご主人はイタリア家系で代々が指揮者・オーケストラなど著名音楽家の一族。今はアンティーク家具を扱った仕事をしているとのこと。
お話がとても上手で、聞き上手。かつては毎日のように客人がきて昼食・ディナーを囲んでいたということ。ヨーロッパの芸術家一家貴族のパトロンを彷彿とさせました。
一泊後、Lucerneへ電車移動。旧市街を回って途中の教会に入ると合唱のリハーサル。とても良く響きます。当たり前ですね。こういう環境で西洋音楽は育って行ったのですから。ステンドグラスがジャコメッティ。ジャコメッティはスイスの誇りなのでしょう。100スイスフラン札はジャコメッティの作品と肖像です。
駅でジャックとウルスと再会。yeah yeah yeahs 嬉しいものです。
ジャックはこの日の朝、ナンシーミュージックアクシオンから車を走らせてきたとのこと。そして、昨晩バール・フィリップスと演奏して、ほらこの手にバールが徹によろしくと、まだ暖かいでしょ?なんて言ってくれます。バールさん情報もとても嬉しかった。
昨秋、フライトベース(フライオーレ)を求めてリヨンのジョン・オーレ工房へバールさんと行きました。その時がバールさん病後初の汽車移動だったのです。そして初のライブはジャックとウルスとトリオにチューリッヒのフルオーケストラとの共演(ジャック作曲)。この時はどうだった?と聞くと大成功だったそうです。音源があるのでCD化もあるかも知れません。
インプロだけをやっているライブハウスへ移動。http://www.mullbau.ch
ちょこっと音を確かめ、リハーサル終了。どんな音でも当然マイクは要りません。
近くのイタリアンレストランで休憩。
第1部にメキシコシティに住むアメリカ人のトランペットソロ。息音だけの循環呼吸で30分。こういう傾向も世界的なのですね〜。
第2部が我々カルテット。いや〜ジャックもウルスも素晴らしい!抑制と爆発が効きまくった活き活きとした演奏、経験と知性と衝動と狂気?が混ざった素晴らしいインプロでした。
この日のサプライズは元ポレポレ坐カフェのMさん(現在マラガ在住)が真妃に会いに来てくれました。真妃も殊の外嬉しい表情でした。ヨカッタヨカッタ!
空いた時間にLatina誌(5月19日発売)にかみむら泰一さんとのショーロ・インプロCDのインタビュー記事を仕上げました。是非お読みください。ブラジル音楽のこと泰一さんのこと、いろいろ答えました。
そして明日は、急遽シャーロット宅でホームコンサート実施。クリストフ・ヴィーゼンダンガーさん(ピアノ)も参加すると言います。
こういう流れは望むところです。いつものツアーの感じ。スイスの天気のように、人生のようにどんどん変化していきます。ツアーは人生の縮図。躊躇してはイケマセン。