「アジアのシャーマニズムについて話してくれないか?」と言われたときに大いに戸惑いました。
なぜ私に?という疑問もあり、第一アカデミック(民俗学や文化人類学)に勉強したこともないし、ミステリアスなことを言ってヨーロッパの人の「オリエンタリズム」指向に寄与するようなことはやりたくないし、いったい何を求めているのかが定かでなかったからです。
「私は私の体験でしか話せませんよ」と言うと「それで良いし、それが良い」と言うので本日カフェ・アダでやることになりました。
東洋のミステリアスな要素を強調して関心を得ようという人がいることは存じています。簡単にできるかもしれませんし、商売になるのかも知れませんが、私が1番やりたくないことです。
私が出会って普通に生活をして(食べて、呑んで、遊んで、寝て、怒って、泣いて)音楽を、ダンスをしているシャーマンを友人・知人として紹介することにしました。憑依や神がかりについては一切触れませんし、そう言う体験もありません。私がやるのですから音楽が中心になります。
用意している素材は
ソウル中央日報ホールでのコンサート(金石出・安淑善・李光寿・李太白・沢井一恵・板橋文夫・齋藤徹)
神田パンセホールのユーラシアンエコーズ第1章(1997年)(元一・姜垠一・許胤晶・金正国・沢井一恵・栗林秀明・箏アンサンブル・石川高・広木光一・溝入由美子・西原裕二・齋藤徹)
四谷区民ホールでのユーラシアンエコーズ第2章(元一・姜垠一・許胤晶・姜泰煥・沢井一恵・喜多直毅・螺鈿隊・ジャンサスポータス・南貞鎬・齋藤徹)
私のソウル・珍島録音CD各種
福岡アジア美術館オープニングイヴェント(ザイ・クーニン、栗林秀明、坪井紀子、鄭喆祺・齋藤徹)
岡本太郎美術館土方巽展内でのイヴェント(ザイ・クーニン、井野信義、小林裕児、齋藤徹)
シンガポールでのイヴェント(ザイ・クーニン、エイトック・クーニン、マレー音楽楽団、齋藤徹)
カムルル・フシンLIVE@ポレポレ坐(カムルル・フシン、さとうじゅんこ、齋藤徹)
ザイ・クーニンの美術作品写真
などです。
話が終わったら、ジャン・サスポータスとデュオをやります。韓国のリズムやリディアン旋法を使って話の内容を具体化することもあるでしょう。
さてさてどうなるでしょう。