沖縄3

朝食を済ませ、最終日です。真夏の中の真夏の日射し・温度・湿度です。

唯一の自由時間。公設市場へモリジュンと買い物。モリジュンは買い物上手なので、付いていって私も珍しく買い物をしました。久米島のモズク、塩豚など。ソーキそばを食べて一休み。沢井一恵さんの孫弟子(栗林秀明さんの弟子)にあたる仲宗根浩さんがワゴンを運転して手伝いに来てくれました。本当に助かります。それなりに歳はとっていますが、変わっていません。うれしいものです。街並みはどんどん変わっていくけれど、人々は変わらない。そんな良さが沖縄にはあります。指標になりえます。首都圏は街並みも人も変わってしまいます。

楚辺のアタカーバルに到着、昨日より蚊は少ないですが、暑さ湿気はスゴイ。楽器には申し訳ないけれどトラベシアミッションです。あとでゆっくりケアします。昨日のLIVEで楽器に関して不思議なことが起こりました。沖縄入りする前からパッチの剥がれが起こり始め、(パッチとは、楽器の板の割れを内部で補強している部分で、剥がれやすく、ノイズの元になります。)リハーサル時は鳴りまくっていました。完全に剥がれたな、落っこちてしまった方がいいくらいだ、よく使うGの音に共鳴したノイズでした。それが、2部の中頃に収まっていたのです。これは不思議です。楽器が喜んでいるのか?はたまた沖縄のカミサマがやってくれたのかとホンキで思いそうです。普通に暮らしていても沖縄では自然に宗教的・アニミズム的になるのでしょうか?

ファンダンゴス以来の赤いシャツを着ました。葉の緑と木と土の茶色には赤でしょ!という直感でした。お褒め頂きました。

韓国シャーマンから教わった魂送りのチャンダン(リズム)フルリムからスタート、クッコリやオンモリに替わっていきます。(ちょうどおなじ墓地内で納骨式もやっていました。)そのあたりで美酉さんがそっと参加してきました。自然で良い感じです。嬉しかったです。バッハ無伴奏チェロ組曲第2番プレリュード、invitationなどをはさみ、一気に40分の演奏でした。仲宗根さんにはガット弦の音を気に入ってもらいました。湿度と高温ですのでガット弦には良くないのですが、こんな自然の中ではやはりガット弦が馴染みますよ。大きく響かなくてもいいのです。遠くへ届かなくても良いんです。どんどん伸びていって音がとれなくなっても良いのです。何のための音楽。

やっている方も聴いている方も汗2リットル。

やり終えた充実感で解放的になり、空港へ行く前に田原屋によってカレーとコーヒー(と持ち込みOrion)。空港での楽器預けもスムーズに進み、最終便で羽田。娘宅へ着いたのは12時を回っていました。長く、貴重な日でした。関わった皆さま、カミサマ達、ありがとうございました。お疲れさまでした。

https://www.youtube.com/watch?t=6&v=eAZ-d2pcZ9Y

https://www.youtube.com/watch?v=erXWkX2_zxg

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