真夜中に頭が冴えてしまうときなどアルトーを読むとあっと腑に落ちることがあります。そんな夜の混沌は朝バッハを聴くことでどこかへ去って行きます。｢コントン」に顔を描くと消えてしまうように。しかし夜のアルトーは実に明晰で合理的でさえあり、朝のバッハは闇を抱えていたりします。夜と共に去って行くものと朝と共にやってくるもの。影と光は裏表。終わりは始まり。生と死。

あちらの世界の為に音楽はある、音楽は音を終えたときに立ち現れる、いろいろな言い方が可能でしょう。

この時期の沖縄、カフェのクロージングイヴェントでアルトー、翌日はアタカーバル（お墓）での演奏、音楽の役割、私の役割。いままででも元藤燁子さん（死の2日前まで共演）、五井輝さん（最後のパフォーマンス）、岸田理生さん（最後の病室）、李七女（最後の病室）、数回葬儀で演奏してきました。これからもそうなのでしょう。ただ従うだけ。

気分転換にこんな音源を聴きます。あっこれも8月15日のLIVEだった～。しかたないね。

 

 

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齋藤 徹 が弾く

2015年9月28日（月曜日）
場所:チャイハナ
18時30分開場
19時30分開演
入場料 : 2500円（ドリンク別）
問い合わせ:080-4696-5054（平田）