真夏の「いずるば」ワークショップ第1回終了しました。
丸1日ほとんどしゃべらないこともある日常から3時間しゃべりっぱなしはまさに「非日常」でした。自宅よりスクリーンを持参し、静電気で壁にくっつくというホワイトボードの代用品、「いずるば」のPAにつなぐ延長コードを仕入れ、Keynote(ソフト)に映像・音源・写真・本のコピーなどを片っ端から入れて、配布用CDR(音源・文字各1枚)を20組作り、参考の本、CD,DVDを選び持参、会場セッティングをするだけで1時間かかりました~。
人様に何かを語るってホントに大変です。今回自分から提案したWSなので、苦手と言って済むことではありません。人は合わない仕事を選び、合わない人と付き合い、修行するのだ、という説がだんだん納得できる日々です。
プロフェッサーの語源はプロ(公に)フェッション(宣言する)ということですから、教えるというのとニュアンスが違います。私はこう考えているのです、と聞いてもらうことなのです。アマチュア(愛するもの)との違いです。同好の士が集まってあーだこーだ語り合うのとちがいます。
そう言う意味で言えば実に語源に忠実なワークショップです。ダンサー、書・美術家、ミュージシャン(クラシック、ジャズ、アマチュア)、女優、語り部、音楽ライターさんたちが集まっています。分かっていたこととは言え、目の前にすると、さ~たいへん。
大丈夫、大丈夫と、お守りか、おまじないのように千恵さんの「音」のTシャツ(滝川のおばばの染色)を着て臨みました。
それぞれの仕事に置き換えることを示唆し、興味を持続させ、質問・疑問を喚起し、全員で一緒に出来ることも提案し・・・未公表の映像を出したり、音源・映像、呼吸法、声を出すなどの行為。人類共通の記憶である胎内血流音を聴いたり、呼吸法、過呼吸の実践、あえて音楽の専門的なこともやり(36拍子、リディアン旋法)、たいへん充実した質疑応答時間、演奏家二人とのミラーニューロンを意識したセッションもやりました。充実しまくりでした。(私が一番勉強になった!ことでしょう。)
精一杯(四苦八苦)のおしゃべりで、有効だったのは、2回の小休止の時に話しかけられた事からの発展でした。そうです。みんなで作っているのですから、全員の意見をどんどん吸い上げていくことができればいいのだという大きなレッスンをいただきました。次回から応用していきます。
残りの3回は
徹ワークショップ@いずるば
日時 8月16日・23日・30日 14:00~17:00
場所 いずるば http://izuruba.jp 〒145-0072東京都大田区田園調布本町38-8 東急多摩川線 沼部駅下車 徒歩5分
講師:齋藤徹
受講料:1回¥3.000
一般、プロ・アマの表現者 すべてを対象として、8月の日曜の午後に「いずるば」でワークショップをします。音を意識した生活、音を取り戻し、より豊かな生活ためになれば!と願っています。