古民家でのソロ

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まさにうだるような暑さ。移動の渋滞2時間半ずっと、クルマの温度計は40〜41℃。それでも小金井公園が近づくと緑が多くなり少しは気分が晴れます。たてもの館の古民家(吉野家)につくと1時間後ソロ45分。浴衣割引きがあるということもあるでしょうが、老若男女のおおよそ2〜3割が浴衣を楽しんでいます。広大な敷地では様々な催しが行われ、私はTERATOTERA(寺と寺、高円寺から国分寺までの間の文化事業)のイヴェントに参加したわけです。

緑を渡ってくる風は気持ちいいのですが、30℃は軽く越えた屋内で湿気も多く、数十名の聴衆(それも、音楽ファンが集まると言うよりは公園に遊びに来てイヴェントを見つけて来場という家族やカップルが多い)を相手にコントラバスのソロというのは結構大変です。主催TERATOTERAとしては即興演奏をフィーチャーして、という主旨もあるので大汗をかきながら、強く集中して、熱中症で倒れないように注意しながら精一杯演奏しました。また、高い湿気で先日の演劇でガット弦が切れてしまったので、その心配もチラチラと頭をよぎります。

真夏の古民家でのコントラバスの即興ソロなどという激渋プログラムを組んだTERATOTERAの勇気を讃えます。スタッフも丁寧に温かく対応してくれたいへん助かりました。ありがとうございました。とても良い経験でした。

時が止まったような瞬間が何度も訪れ、蝉しぐれと共に音を遊びました。あっと言う間の45分でした。多くの人に歓んでいただけたようです。私としては「成し遂げた」満足感がありました。大きな月を観ながらの帰途はずいぶん涼しいな〜と思いましたが、車中の温度はまだ32℃でした。

さあ、集中したLIVEが一区切りです。8月の4回のワークショップの内容を充実したものにするべく資料を当たったり、考えたりが中心になります。また秋以降のリハーサルも入っています。気を抜かないようにしなくちゃ。

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