本堂でジャンさん体操。早く到着していたお客様もお誘いしてやりました。自閉症のお子さんがジャンさん体操の途中で寝込んでしまいました。お父さん曰く、こんなことは本当に稀です。よっぽど気が楽になったのでしょう、ということ。何となく嬉しい始まりでした。ハンディキャップの方も十数名集まり、戸を開け放った気持ちの良い本堂です。お寺のあるべき姿かしらん、と思いました。

お寺での演奏が初めてのウテ、ヴォルフガングはやはり特別な面持ちです。あまりヘビーにならない方が良いかも、と言いましたが、気にする必要はないだろうと思っていました。案の定、何かに操られるように（仏に？）時間が自然に流れていきました。

自由と言う言葉が禅の言葉であること、一歩踏みだすことが禅ではこういう意味だということ、というお説教も聞くことができました。

「役に立つ演奏・演技」などは考えない方が良い、というのも分かりますが、結果的に役に立つことは何より嬉しいことです。私は「良い演奏」ができるより、「役に立ったり、繋がったりする演奏」のほうが好きです。それが「良い演奏」なのでしょう。

さてさてウテ・フェルカー、ヴォルフガング・ズーフナー最終公演が26日のポレポレ坐です。見逃した方、もう一回会いたい方、是非おいでください。
27日の早朝には成田から帰国です。

http://travessiart.com/ippo_tour/

「徹の部屋Vol.37　もう一つのインプロビゼーション」
5月26日（火）19:00 open / 19:30 start
■会場：space&cafeポレポレ坐（東京都中野区東中野4-4-1-ポレポレ坐ビル1F）
■出演：Jean Sasportes（ダンス） Ute Volker （アコーディオン） Wolfgang Suchner （チューバ・コルネット）
熊坂路得子（アコーディオン）田嶋真佐雄（コントラバス）齋藤徹（コントラバス）
■料金：予約3,000円／当日3,500円（ワンドリンク付）
■予約：03-3227-1405（ポレポレタイムス社）Email : event@polepoletimes.jp