音楽・ダンス

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「良い音楽が流れていて、みんなが歌ったり、踊ったりする。それ以上に人生で必要なことが有るだろうか?」
カフェ・アダ(ジャンさんが設立したブッパタールのカフェ)でタンゴ・サロン(毎週夜っぴてタンゴを踊るイヴェントが人気)を観ながらしみじみとジャンさんがそう話しかけてきました。

ホントにそうだな〜と思いました。そういう時間がもてることが何より大事なのです。もともと、お金を得たいと欲するのもそういう時間が欲しいからだった、のでしょう。いつの間にか手段が目的になってしまって分けがわからなくなってしまった。

楽器を習いに来る人に時々「なぜ音楽をやっているの?」と素朴に質問します。ちょっといじわるかもしれませんが、この問いに即座に答えることができることは必要でしょう。

音楽は人の立ち入れない力を持っています。人の思うようになるモノではありません。パスカル・キニャールの「音楽への憎しみ」(青土社)「音楽のレッスン」(河出書房新社)「めぐり逢う朝」(早川書房・およびアラン・コルノー監督の映画)はヒントを頂きました。西洋に範を求めずとも海童道、荘子には根本的な指摘があります。「めぐり逢う朝」のアイディアは「今昔物語」の「蝉丸」の章ですし・・・

ユーモアとはHumanから、Humanは「お臍」と関係していると聞きました。ジャンさんのダンスや存在にはそんな連想を納得させるものがあります。そんな感じを思い起こすLIVEを続けて行きたいです。

個人的に、ブラジル音楽のもっている様々な要素はそのあたりに近いものが多い気がしています。

3月20日(金) ジャン・サスポータスwith齋藤徹(コントラバス)かみむら泰一(サックス)
ショーロや即興をキーワードにデュオを始めたかみむらと徹がジャンをゲストに迎えたセッション。かみむらとジャンは初共演になります。
■会場:喫茶茶会記(http://gekkasha.modalbeats.com ) ■時間:19:30 open / 20:00 start
■料金:2,500円+order ■予約:Tel:03ー3351ー7904

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