12月23日・26日とソウルにいらっしゃる方、本当に羨ましいです。この2人のコンサートがあります。姜垠一さんのコンサートはなんと私の曲「Just Accept」がコンサートタイトルになっています。今年7月に彼女のコンサートに呼ばれて行った時も演奏しました。セウオル号の事件の直後でしたし、私は母を亡くした直後でしたので、人の生死のことが大きく影を投げかけたコンサートでした。Just Acceptして生きていくしかない、という共通したものがコンサートに大きく作用していました。
そして、この2人ともが、昨年8月8日の私にとって歴史的コンサートになった「ユーラシアンエコーズ第2章」で大活躍してくれた2人です。私との21年ぶりの再会セッションでした。(LIVE DVDあります!)
そのコンサートで、この2人こそアジアを代表する、いや世界が求める演奏家だろうと感じました。イヤ、実は、私が最も必要としているのかもしれません。2人は高校生からの親友だそうです。初めてお会いした時は少女の面影さえありましたが、結婚・出産・子育てをほぼ終えた現在、さまざまな経験を経てもの凄い音を平気で紡ぎ出しています。現在、韓国伝統音楽界のみならず音楽界全般に大きな存在となって輝いています。
音楽・演奏に賭ける覚悟、高い志、そしてそれを実現する能力、そこからわき起こってくる即興への情熱、(そしてそれには金大煥・姜泰煥さんの強い影響があります。)そして、演奏を続けなければ生きていけない、ような宿命(ファド)さえ感じます。
先日、来年の抱負を書きましたが、この2人+喜多直毅+私での東北アジア弦楽四重奏団あるいは極東弦楽四重奏団(仮称)の実現は、私の残りの音楽生活での大きな大きな夢です。そこには日韓ものというコンセプトはもはやありません。ここから発信しアジア・ヨーロッパへ伝えていきたいものです。伝統や即興というコンセプトも軽々と越えることが出来ます。
今年7月の姜垠一ヘーグムプラスコンサート(@ソウル国立劇場)での成功(私と沢井一恵さん参加)、スキヤキフェスで来日した許胤晶さんとの再会、何か機が近づいている気もします。(言ったもの勝ち!)喜多直毅さんを含め、このようなメンバーが身の回りにいて、私自身病気を克服したのですから、これを実現しなかったら大きな禍根になります。罪です。
是非、漕ぎ出したいものです!