昨日とうって変わって「何も無い」空間でした。昨日のことを思い出すと、「何も無いこと」が「在る」という感じです。オーケストラのリハーサル用なので、天井も広さも十分です。
広島駅から、原爆資料館へ直行し、セバスチャンはずいぶんと時間をかけて観ていたのでそのことが演奏に影響しないわけはありません。即興演奏の場合はそういう傾向が強いとも言えます。
聞くところによるとこうやって広島公演をして16年になるそうで、馴染みの顔もずいぶんと増えて、大変リラックスして居ることが出来ます。長いツアーの半ばなので、精神的にとても助かります。退出時間が早いので休憩無しでいろいろな話を交えて、質疑応答も追加してゆったりと2時間近くやりました。
音響が良いことも私たちには大いなる味方をしてくれます。セバスチャンのスティール弦と私のガット弦の違いもよ~く聞こえます。
内輪での打ち上げもどんどんと深い話になっていき、夜が更けていきました。