double the double bass in Japan 2014 第3回 終了
横濱何でも音楽祭 秋 の一環、そして、横濱ジャズプロムナードとの連携もあるLIVEというので、私にしても梅本さんにしても感慨深いものがありました。なんであれ、その時の最高の音を出すということに変わりありません。だんだんと気が集中してくるような予感がありました。
MIZUKIさんはお母様とハンブルクより来日、89歳のお母様が娘のLIVEを楽しみにいらっしゃいました。エアジンの階段はさぞや大変だったでしょうが、終始上品な笑顔を周囲に与えてくださっていました。それだけでも場が浄化されるようでした。初対面のMIZUKIさんもオープンかつ志が高いとても良い感じで期待が膨らみました。お父様は映像作家でピナ・バウシュやジョン・ケージのドキュメントを撮っているとのこと。ご結婚や時代を想像してしまいますね。
セブと私はちょっと早めに着いて、馬車道十番館で一休み。建物もウェイトレスさんも雰囲気も古き良き日本を残しています。エアジンに着くやドイツ語が乱れ飛びます。直毅さんも若き頃ドイツとは関係が深かったとのことでドイツ語の響きを楽しんでいました。MIZUKIさんとセバスチャンはハンブルクで会っていました。(マーク・ドレッサーとセバスチャンのデュオの時)。この世の中狭いのです。
続続とお客様もいらっしゃって満員。プロムナードで回って来てもなかなか入ることが出来なかったと聞きました。かつてのプロムナードの熱気が甦るようです。この雰囲気が演奏・演技に影響しないわけはありません。
プログラムは、キッドの方法を踏襲。第一部が4つのトリオ、第2部が全員。
セブ・直毅・徹
セブ・徹・MIZUKI
徹・MIZUKI・直毅
MiZUKI・直毅・セブ
MIZUKI・直毅・セブ・徹
MIZUKIさんのパーカッシブダンスはフラメンコで鍛えたリズム感(12で大きく回る感じもあり、こまかく刻んでいく感じもあり)に、コンテンポラリーな動きもあり、大きな可能性を感じます。彼女の生い立ちがやはり私たち日本人には興味津々です。日本人で西洋文化に接し、西洋楽器や西洋美術、西洋ダンスを習い、多くの人がある時に、「自分はなにをしているのだろう?」と感じます。そこでいろいろな旅がはじまり、即興という方法に出会い、ひとつ道をみつけるわけです。このみちは何処まで続くのかわかりませんが、このエアジンなどは、その道の交差点で出会っているのだと思います。セブも直毅も私もおなじなのです。
終演時の全員の笑顔はいつも嬉しいです。メンバー紹介の時、私は思わずMIZUKIさんのお母様も紹介してしまいました。
さて、さて、さて、さて、台風が通過予定の本日、インプロの殿堂、バーバー富士です。
第4回:バーバー富士 https://www.facebook.com/events/789102587812765/?fref=ts
今、松本さんと連絡をとりました。
台風の進路を考慮しつつ、終演を早くするとかの方法も臨機応変にしつつ、実施します。
またまたストーリーが生まれそうです。ワクワク。