帰国

 

 

 

 

 

竜太郎さんと私の他に、スタッフ5人、ボランティア1人、付き添い2名という大所帯の移動でした。パフォーマンス、食事、打ち上げ、移動、通訳、病院などなど細かな事務をジャンさんと共になんとかこなし、昨日無事帰国しました。私は、旅行中、食事制限など言っていられない状態でしたが、数値がそれほど上がってなく一安心。感謝感謝。ふ〜っと一息して、時差と折り合いをつけながらセバスチャンツアーの準備に邁進です。

スナップで少し想い出を:

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バイオリニスト、クリストフ・イルマーさんもORTに駆けつけてくれました。素晴らしい奏者です。グンダ・ゴッチャーク(VL.)など多くの奏者と同様ペーター・コヴァルトさんの影響で音大在学中に即興に目覚めて現在は音楽教師をしながら即興演奏をしています。ORTの裏手にある教会で毎土曜の昼に即興演奏コンサートを持続しています。また、WIO(ブッパタールインプロバイザーズオーケストラ)の代表としての活動もスバラシイです。特に、彼の指揮はこなれているばかりでなく、インスピレーションに溢れています。新しい即興オーケストラはこういう人に指導してもらうとあっと言う間に成長するでしょう。

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ジャンとウテがORTの打ち上げでカフェ・ドゥ・コンゴで談笑。この建物の階上にハンス・ライヒェルさんが住んでいました。ピナさんもよく訪れていました。後ろの壁の光っているオブジェはカイ・フォブさんの作品。写真の顔がすこ〜しずつ変化していきます。

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この古びたワインは1976年製。竜太郎さんの誕生会(帰国便が19:30だったので昼のパーティ)でクリストフさん(フランス人ワインディーラー)が探して出し、空けてくれました。MEDOC(ボルドー)です。中の状態を心配していましたが、十二分に味わえる保存状態で、全員少しずつ味わうことが出来ました。クリストフさん所蔵の「ボルドーワインの聖書」と言われる大きな百科事典に、もちろんラベルと共に載っている有名なシャトーのものでした。有り難いですね〜。

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クリストフさんは料理人でもあります。美味しい料理を作り、その一つ一つに合わせたワインを選び、提供する。そして、ご自身もちゃんとテーブルに座りみんなと一緒に味わい、話す。その時間が彼にとっても客人にとっても至福の時なのです。チーズも一週間前から選び、用意していたとのこと。こういう人生と時間・食・会話は見習うものが多くあります。

誕生ケーキはアンニャさんの手作り。パンもケーキもあっと言う間に作ってしまいます。素材の多くは会員制の有機食品店で用意したシッカリしたものです。ちなみにその店のオーナーは合気道5段。

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今回撮影班として参加してくれた近藤正典監督と松根カメラマンです。既に長年いくつもの作品を作っている2人のコンビネーションもピッタリ。ブッパタールの全景を収めたいとのことで、植物園の塔に昇りました。竜太郎さんを撮るには、本人としっかり意思疎通ができていないとならないということでドイツに行くまえにすでにツーカーになっています。

 

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10月19日に「いずるば」で共演するセバスチャンと竜太郎さんの初対面ご挨拶。和気あいあい。
同会場ORTには、多種類の椅子が集められています。ORTはペーター・コヴァルトさんの自宅でした。自宅を開放してワークショップ・LIVE・展覧会をしました。自宅を開放するということは考えて見れば大変なことです。それほど大きなアパートではないのでプライベート無しに近かったことでしょう。その覚悟のおかげで、ここで影響を受けた若者は数え切れないでしょう。旅好きのペーターさんがまるまる一年間ORTに留まり、ず〜〜〜っと催しを続けた時があったと言います。(翌日に旅に出たそうですが)

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今年の5月ペーターさん生誕70周年記念コンサートシリーズのポスターです。絵はもちろんペーターさん。そして彼のメイン楽器は今、セバスチャンが弾いています。残念ながら修理のため今回のツアーには持って来ることが出来ないとのこと。今回の使用楽器は、代々木の弦楽器工房高崎さんが用意してくれています。セバスチャンはペーターのソロCDからのトランスクリプション楽譜を出版します。多分、日本に持って来ることが出来るはずです。また、ステファノ・スコダニビオさん追悼「Thinking of…」の別バージョンCDが雑誌の付録として少数作られたそうで、それも持って来る、と言っていました。11人のソロトラックの代わりにアンサンブルが入っているそうです。私も大いに楽しみです。

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ウテさんのアコーディオンの重いのなんのってビックリしました。コントラバスと同じか、もしかしたらより重いのです。強いドイツ女性の面と時折みせるチャーミングな面が同居しています。ウオルフガングさんと一緒に初来日を画策しています。実現すると良いですね。

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帰国の玄関にはセバスチャン・グラムス初来日記念CD「樂RAKU」(私とのドイツデュオツアーを中心にバール・フィリップス、ハラルド・キミックさんがゲスト参加)がド〜ンと届いていました。並べるとますます楽しそうでしょう?是非お買い求め下され!

 

 

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