10月15日 Double the double bass in Japan 2014 @ Osaka

Double the double bass in Japan 2014

第五回目
10月15日(水)
オーサカのインプロモンクとして欧州インプロ界ではつとに有名な僧侶・臨江寺の磯部宗寛住職の主催LIVEです。彼とのつき合いももう長くなりました。仏教のみならず、即興音楽の膨大なコレクションと知識はいつも感嘆します。海童道老師の音源はほとんど彼から譲り受けました。それだけでもありがたいことですが、LIVEもプロデュースしてくれます。それこそ「観音」(音を観る)的仏教の行事なのかも知れません。友人の繋がりも広く深くいろいろ人を巻き込んでいます。人生を楽しみ、肯定する宗教的な活動なのかもしれません。

大阪平野の全興寺住職が井野信義さんとのベースデュオCDをプロデュースしたことがありました。録音は本堂で行いました。「これ以上もうあかん〜というまで音を出して下さい」などの指示がでて、お考えになっていることが本当に興味深いことでした。ケージと禅の関係はよく知られていますが、禅と即興演奏の関係も面白いかも知れません。

今回は会場デザインとして、川名一吉(建築家)、北谷知之(庭作家)、今栄亮太(建築家)を巻き込んでいます。たまたま年頭にコントラバストリオのLIVEをお願いしたとき、臨江寺の庭の改修をしていた関係者がLIVEを手伝ってくれ(手伝わされて)打ち上げで親しくなりました。出会いとはそういうものですね。FBを見ていると楽しそーな打ち合わせを何回もしているようです。

この夏のグリーンカーテンのアドバイスをもらったのも北谷さんでした。先日、スコダニビオ追悼盤「thinking of…」での共演仲間 John Exhardtさんの新譜を送ってもらいました。それは、もはやCD盤ではなくUSBでハイレゾ録音。自宅近くの森からさまざまな葉っぱ、木、土を盛り込んだものでした。こんなカタチで、庭作家の人達とコラボレーションできるのかもしれません。

モンクは、演奏する場所にこだわります。今回も、選びに選んだコーポ北加賀屋というのが超面白そ〜です。もともと大阪は東京以上にオープンな国際都市です。また、歴史も文化も東京より長い伝統を持っています。そういう土地ならではの「面白がり」「遊び心」が満載された空間であることはすぐに想像できます。そして、その想像を超える現実が待っていることをいつも実感するわけです。

レ・カン・ニンはジョン・ケージ作品の演奏準備中に住職の縁をたよって竜安寺に深く入りました。バール・フィリップスファミリー、ミッシェル・ドネダ、ベルトラン・ゴゲ、イサベル・デュトア、ザビエ・シャルル、フレデリック・ブロンディ、ギレーヌ・コスロンなどなどが称讃するモンクです。
先日のザビエ一行も大徳寺の山門に入ったり、カルチエ・ブレッソンが写真を撮った茶室まで案内してもらったということで興奮していました。

10月15日(水)18:30 open / 19:00 start
会場:コーポ北加賀屋(http://coop-kitakagaya.blogspot.jp
大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-4-12
出演:セバスチャン・グラムス(コントラバス)・齋藤徹(コントラバス)、磯部宗寛(読経)、川名一吉(建築家)、北谷知之(庭作家)、今栄亮太(建築家)
料金:2,500円(別途ドリンク注文〕
予約:Tel: 090-4039-6225 (磯部)Mail:sgt.osaka@gmail.comセバスティアン・グラムスツアー大阪編_表 セバスティアン・グラムスツアー大阪編_裏

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です