月や草花を愛でたりし始めたらオトコも終わり、と誰かが悪口を言っていましたが、まさにそんな感じの夏です。神仏との契約更新で10年は仕事したいな～と思った頃、なぜか、やおら思い立ってゴーヤーと朝顔とナスとオクラとシソをプランターで植えました。

 

下手くそですが、生まれて初めて試したグリーンカーテンができあがり、強い日射しを何割か遮ってくれています。そして何かというと眺めています。眺めるどころか、毎朝ゴーヤーやシソを収穫して食しています。刈り取って1分以内に食べる、なんとスバラシイ！ことでしょう。

 

なかなか成長しなかったころ、まわりの「雑草」の素晴らしき生命力に圧倒されて、「なんで、苗や肥料を買って、水をやったりせにゃならぬのか？雑草は水も肥料もやらないぞい」と悪口を言っていました。

 

こうやって食すと、また、印象も変わってくるのはゲンキンなものです。朝顔は小学生以来でしたが、「間引き」をしなかったために雑草のような風情で花を付けています。それも良し。手をかけることとは、間引きをして、「雑草」を抜くなどの「死」を供えることと同じなのでしょうか・・・。みんなが平等という訳にはいかない・・

 

昭和天皇は植物学者で、皇居内のある場所はすべての雑草をわざと刈らずにキープしていたという話は都市伝説でしょうか？私のかなり旧式のカーナビには皇居のあたりに「ひかりごけ群生地」とでるのは何？

 

写真の中のポジ写真は久我耕一さんの形見分け。

 

まず頼む椎の木も有り夏木立（芭蕉）